Brazeは、あらゆる規模のブランドがチャネル全体で高度な顧客体験を迅速に構築することをサポートする、次世代のジャーニーオーケストレーションツール「Canvas Flow」を、7月13日に発表した。
Canvas Flowは、同社が独自に開発したノーコードのビジュアルシナリオ開発ツール「Canvas」の進化版であり、直感的なUI、高度なリアルタイムのオーケストレーションとパーソナライズ機能、強化されたA/Bテスト機能とバージョン管理機能という、3つの特長を備えている。
Canvas Flowを利用することで、マーケターはドラッグ&ドロップのUIによって簡単にカスタマージャーニーをデザインして開始できるようになる。独自のノーコードによるビジュアル開発環境では、マーケターがパーソナライズされたクロスチャネルキャンペーンを簡単に構築および運用して、その結果をリアルタイムに把握することが可能であり、データ部門とクリエイティブ部門の間の分断を解消できる。
進化したUI/UXでは、直感的なUIで今まで以上に迅速に、複数ステップのカスタマージャーニーを設計可能なので、マーケターはソフトウェアエンジニアリング部門を使って余分な時間とリソースを費やすことなく、迅速に効果的なキャンペーンを構築できるようになる。
Canvas Flowのコンポーネントであるアクションパス、オーディエンスパス、条件分岐ステップがあれば、状況に即した嗜好、行動、クロスチャネルインタラクションに基づき、それぞれの顧客の体験を自動的に調整することが可能になり、リアルタイムに機能するため顧客の嗜好や行動に関する最新のデータを瞬時に取得し、予測分析を行い、その結果に基づいて対応できる。
また、新たなキャンバス離脱条件機能を使用することで、購入した顧客はその後のジャーニーに基づいたキャンペーンの対象から自動的に除外される。新たな顧客属性更新コンポーネントがあれば、ブランドは顧客の行動と嗜好のデータを取得し、そのデータを将来のセグメンテーション、パーソナライゼーション、メッセージングに使用して、カスタマージャーニー内でのデータ取得を簡素化することも可能になっている。
マーケターが、カスタマージャーニーのテスト、反復、最適化を継続的に行い、有効な戦略を見極め、キャンペーンを微調整し、結果を向上させることをサポートし、包括的なジャーニーテスト機能を利用することで、ジャーニー全体、ジャーニー内の任意の場所、またメッセージ単位でテストを行うことができる。
新たな実験パスコンポーネントを使えば、もっとも効果的なチャネル、ケイデンス、頻度、件名、メッセージ内容、クリエイティブなどを、すべて1つのツールでテスト可能になり、グローバルコントロールグループを利用すれば、さまざまなコントロールグループセグメントのマニュアル作成や管理に無駄な時間を費やすことなく、エンゲージメントの上昇とROIを確実かつシームレスにテストできるようになる。
そのほか、キャンペーン開始後の編集機能やバージョン管理機能が新たに追加されたことで、マーケターはコラボレーターと常に最新の情報を共有しつつ、ジャーニーを自由に何度も修正して継続的に結果を改善することが可能となっている。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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