アルは、漫画制作をAIがサポートするサービス「Comic-Copilot(コミコパ)」を、集英社の「少年ジャンプ+」編集部と共同で5月11日にリリースし、漫画投稿・公開サービス「ジャンプルーキー!」「マンガノ」とのコラボを開始した。「コミコパ」はリリースから10日後の5月21日までにチャット画面を開いたユーザー数が2万5000人を超え、TwitterなどのSNSでも話題になっている。
Twitterでは運営メンバーによる「コミコパ」の紹介ツイートが累計で350万インプレッションを超え、漫画家をはじめとしたさまざまなクリエイターが使用した感想をツイートしている。
「コミコパ」は、対話型AI「ChatGPT」を活用した無料で使える漫画制作サポートサービス。あらかじめ用意されたメニューの中から使いたい機能を選ぶだけで、漫画制作の面倒な作業や詰まりがちなアイデア出しなどに対し、AIが相談に乗ってサポートする。これから漫画を描こうと思っている漫画家や、制作の中で壁にぶつかった漫画家の創作活動を支援し、完成へと導く。
新人の漫画家にとって漫画制作は孤独で行き詰まる場面も少なくない。AIのロボットがブレストに付き合い、相談相手になったり手間のかかる作業を担ったりすることでその壁を突破して漫画を完成させられるサービスを開発した。「コミコパ」によって潜在的な漫画家が次々に新たな作品を生み出しやすくなり、より漫画業界が盛り上がることを目指す。
「コミコパ」では、以下のような場面で漫画制作をサポートする。
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手間のかかる作業を一瞬で
- セリフを短くしたい
- 別の文章に言い換えたい
- セリフを校正してほしい
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アイデア出し・ブレストに
- テーマを一緒に考えたい
- マンガのタイトルを提案して
- キャラクター名を考えて
- 必殺技名の案を出して
- 固有名詞を考えて
- もし〇〇が言ったら
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相談相手として
- とにかく励ましてほしい
- とにかく話をしたい
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客観的な視点で
- 評価や感想を聞きたい
- 仮想読者のフィードバック
アルは今年4月に「AIサービスラボ」を新設し、AIを活用した社会課題解決のためサービスを研究・開発している。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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