Figma, Inc.の日本法人であるFigma Japanは、米国カリフォルニア州のスタンフォード大学で開催された「The Japan – U.S. Innovation Awards Symposium(日米イノベーション・アワーズ・シンポジウム)」において、Figma, Inc.が米国代表として「2023年SunBridge・エマージング・リーダー・アワード」を受賞したことを8月2日に発表した。
この賞は、日米両国で大きな飛躍を遂げ、成長著しい企業を表彰するもの。今回の受賞は、同社が2022年7月に日本語版をリリースしてからちょうど1年という時期にあたる。日本語版はFigma製品(「Figma design」「FigJam」)において初の英語以外のローカライズで、Webサイトとヘルプセンターの日本語版も同じく立ち上げた。ローカライズから同アワードの受賞までのわずか1年で「Figma」のユーザー数は倍増し、日本国内の「Figma」ユーザーの40%以上が日本語版を使用しているというデータも報告されている。
同アワードの授賞式には、同賞を日本企業の代表として受賞したTreasure Data, Inc. CEO兼共同創業者の太田一樹氏と、Figma最高財務責任者(CFO)のプラヴィア・メルワニ氏が出席。両者によるイノベーションに関するパネルディスカッションも行われた。
授賞式でメルワニ氏は、日本のデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みにおけるデザインの重要性を強調し、製品が日本に向けてローカライズされて以来、日本の「Figma」ユーザー数が倍以上増加したことを発表した。
「SunBridge・エマージング・リーダー・アワード」は、日本市場参入を目指す大手IT企業のパートナーおよび投資会社であるSunbirdge Corporationが主催するアワード。Sunbridge創業者兼会長のアレン・マイナー氏は、13年前に「日米イノベーション・アワーズ・プログラム」の創設に貢献し、アワーズ・プログラム運営委員会の初代委員長を務めた。
「日米イノベーション・アワーズ・プログラム」は、シリコンバレーと日本のイノベーションのつながりを称えるベイエリアで長い歴史を持ち、毎年開催されるプログラム。同プログラムはJapan Society of Northern California(JSNC)がスタンフォード大学のUS-Japan Technology Management Center(US-ATMC)と協力し運営している。
チームで共同編集可能なデザイン設計のプラットフォーム「Figma」はGoogleやMicrosoft、New York Timesなどの企業で利用されており、より優れたデザインを生み出して共有し、テストし、リリースするために必要なブレインストーミングから構築までの全プロセスをWeb上で行える。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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