フラーは、同社の提供するアプリ市場分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」における、スマートフォンにインストールされているアプリの併用状況を示す「同時利用アプリ分析機能」を大幅アップデートし、対象アプリのユーザーが同じ端末で利用している割合が高い「相性のよいアプリ」を詳細に把握・比較できる新指標を追加したことを、7月12日に発表した。
今回の「同時利用アプリ分析機能」におけるアップデートでは、これまでの「他のアプリを利用するユーザーがダッシュボード上で選択したアプリを併用する割合」を算出していた指標に加えて、「ダッシュボード上で選択したアプリのユーザーが他のアプリを併用する割合」を算出することで、併用されるアプリの特徴や傾向からユーザーの嗜好や消費などの行動様式を推定するのに役立つ、新たな指標が追加されている。
あわせて、月間利用者数(MAU)の規模やカテゴリで絞り込んでデータを見られるようになっており、MAU5万以上のコミックカテゴリのアプリで、併用率が高いアプリを絞り込んで特定する、といったことが可能になった。広告出稿やコラボレーション施策の効果的な実施、新規ユーザー獲得、既存ユーザーのリテンション向上といったさまざまな取り組みを検討する際のデータとして活用できる。
今回のアップデートではほかにも、これまでは不可能だった任意に選択したアプリの併用状況の比較を、最大10個のアプリを選択して比較・可視化できるようになった。直感的なインターフェースによって、複数のアプリの併用状況を簡単にわかりやすく把握可能となっている。
なお、「同時利用アプリ分析機能」はApp ApeのEnterpriseプラン(法人向けプラン)、Essentialプラン(個人向けクレジットカード決済プラン)で使える。
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