部門を超えたコラボレーションを改善する
事業責任者たちの多くは、データへのアクセスをもっと開放して、さまざまな部門がより効果的にコラボレーションできる機会を広げることに前向きです。すべてのチームが同じデータにアクセスし、そのデータに基づいて調整できれば、目的や成果、成功の意味について全員の認識をそろえることができます。
ある急成長中のメディア企業のプロダクト分析担当ディレクターの方は、このようなメリットを身をもって実感していると話してくれました。コラボレーションを強化することで、チームがより迅速に洞察を得られるようになっただけでなく、データの収集と分析の負担が軽減されたということです。
プロダクトマネージャーは自分のチームに対して、ユーザー行動に関する詳細な質問を尋ねることが多いですが、特に少人数のチームにおいては、このような質問すべてに常に対応することは難しいです。アナリストでなくても、このようなデータポイントやツールにアクセスできるようにすれば、チームメンバーが自らツールを使えるようになっていくでしょう。
使いやすく頼れるプロダクト分析ツールを持つことは大切です。チームでツールを利用すれば、コラボレーションに活用し、目標と結果に関してより価値のある話し合いをする可能性が高くなるからです。
例えば、プロダクトマネージャーがプロダクト分析ツールのダッシュボード上で、ある機能のアダプションをトラッキングしているとします。そして、突然数値の急上昇を見つけて、それをチーム全体に伝えたとします。同じダッシュボードにアクセスできるマーケティング担当者は、このスパイクはその機能を宣伝するキャンペーンの開始日に起こったことに気づいて、キャンペーンとパフォーマンスを関連付けられるのです。
Mixpanelの場合、このマーケティング担当者は、ダッシュボードにテキスト、あるいは写真や動画を追加して文脈を共有することが可能です。
データがあることで、このキャンペーンの成功を基に、この先の別の機能のアダプションを促進するためのキャンペーンを再び実施できるのです。