刻々と変化する社会状況に対応する
「最初に戦略を立て、その計画通りに実行すればよいのでは」と思う方もいるかもしれません。確かにその通りですが、社会状況は刻一刻と変化します。
実際、あるプロジェクトでは、半年間の開発を経てリリース直前まで進めていたにもかかわらず、状況の変化により開発が中止され、リリースに至らなかったケースもありました。
組織横断的な大きな意思決定では、このように計画が朝令暮改となることも少なくありません。そのため、「1年間のロードマップ」を描き、その通りに進めることがいかに難しいかを実感します。
こうした状況では、スピード感のある意思決定と実行体制が欠かせません。まさにその瞬間こそ、組織横断のPM組織であるアルファ室が、その価値を最大限に発揮するタイミングです。
最後に、現在地と今後の展望
ここまで、読んでいただき本当にありがとうございました。
横断PM組織アルファ室が今、DMMにどうして必要なのか。アルファ室という目を通した時に、DMMの現在地と、実行したいことはなんなのか。第3回の連載を通して、少しでもお分かりいただけたでしょうか?
また、巨大な組織の中でどうしたら統率を取れるだろうか、プロダクトマネジメントを回していけるだろうか、というお悩みを持った方の力に少しでもなれていることを期待しています。
今後、アルファ室はより多く・大きく、組織横断の課題に挑んでいきたいと考えています。日々の取り組みはnoteで、会社からのリリースはDMM insideで配信中です。ぜひ、ご興味があれば今後のアルファ室の活動も見守っていただけると嬉しいです。
DMM.comをまた1つ成長した姿へと、導ける日を願って。