アジャイル開発やQAのナレッジを発信する「SHIFT Agile FES」が5月17日にハイブリッド形式で開催

　SHIFTは、アジャイルカンファレンス「SHIFT Agile FES」を、5月17日に現地とオンラインのハイブリッド形式で開催する。参加費は無料。

　「SHIFT Agile FES」は、アジャイルカンファレンス「Agile Japan」のサテライトイベントとして行われる。「People-Centric Agile：Crafting Quality」をコンセプトとして、アジャイルだからこそ実現できる品質や、エンジニア組織のあり方も含めた、AI時代における人間中心のアジャイルのあり方について考え、議論する場となることを目指している。

　これまで数多くのアジャイルプロジェクトに参画し、アジャイル経営支援からアジャイルQA支援までさまざまなプロフェッショナルサービスを提供してきた同社だからこそ発信できる多様なナレッジや知見を提供する。

キーノート

「生成AI時代における人間の情熱とプロダクト志向」／Tably株式会社 及川卓也氏

　同講演では、生成AIがプロダクト開発をどのように支援するのかを探る一方で、プロダクトチームが顧客への共感と情熱をもって「なぜ作るのか」を深く理解する重要性を説明する。生成AIと人間の協働がどのように顧客価値と事業価値の最大化を実現するのか、そして情熱を持った人間の真剣勝負がプロダクト開発にどれほど不可欠であるかを解説し、プロダクト開発への新しい視点を提供する。

「Kent Beckの思想と学びの道筋」／株式会社アトラクタ 吉羽龍太郎氏、株式会社SHIFT 秋葉啓充氏

　『アジャイルソフトウェア開発宣言』の署名者であるKent Beck氏による新著『Tidy First?』の訳者の一人である吉羽氏を迎え、Beck氏の思想の変遷をたどる。対談相手は秋葉氏。ソフトウェア工学にとどまらず、さまざまな分野での着眼点を持つBeck氏の思想が時代とともにどう変化してきたのかを深掘りし、参加者とともに学びや成長のヒントを探求していく。

「トップエンジニアが語るDX最前線」／株式会社クレディセゾン 小野和俊氏、イオン株式会社 山﨑賢氏

　小野氏と山﨑氏を迎えた同セッションでは、DX現場のリアルやエンジニアのモチベーション向上、動ける組織づくりの工夫についてフランクにディスカッションする。そして、それぞれが考える「エンジニアリングの未来のカタチ」について展望を語り合う。

　なお同カンファレンスでは、上記のキーノートに加え、アジャイルの「今」がわかるセッションも複数開催される予定。また、各キーノート、セッション終了後は、登壇者に直接質問できる「Ask the Speakers」の時間も設けられている。

　開催日時は5月17日の9時50分～18時30分で、現地会場は株式会社SHIFT 本社（東京都港区）。参加には事前の申し込みが必要で、定員は現地参加が先着100名、オンライン参加が先着200名。