Mixpanelでさらなるテストの拡大を
プロダクト分析ツールであるMixpanelは、テストと分析を組織全体に提供します。下記のような、テスト拡大をサポートする機能と特徴を備えています。
- イベントトラッキング:ユーザーが新機能をどのように活用しているかを測定。顧客ライフサイクル全体でのユーザー行動の深い理解につながります。
- ファネル分析:コンバージョンに関する問題点を明らかにし、コンバージョン率、エンゲージメント、リテンションにどのような影響があるかを確認するテストを行いやすくします。
- セグメンテーションとコホート分析:異なるユーザーグループの行動と、行動的、人口統計的、地理的要因に基づいてテストがユーザーに与える影響を簡単に確認できます。
- セッションリプレイ:ユーザー行動に関する定性的なインサイトを提供し、ユーザーがどのようにプロダクトに関わっているかを正確に理解することを可能にします。テストやプロダクト変更がユーザー体験に与える影響を確認できます。
- テストレポート:異なるバリアントがどのようにパフォーマンスを発揮するかを比較し、最適な選択肢をより迅速かつ正確に選べます。
テストの例:GoDaddy
SaaSのWebサイトビルダーであるGoDaddyは、プロダクトのパフォーマンスに関する問いに対してスピーディに答えが見つかる、柔軟性のあるアナリティクス戦略を導入したいと考えていました。
リリースする新機能に対して、プロダクトチームは、ローンチの際に方向性を修正したり、テストを行ったりすることがよくあります。迅速な反復とテスト習慣をプロセスや文化に組み込みこんだことは、同社の成功にとって非常に重要なものとなりました。
GoDaddyのプロダクトマネジメントシニアディレクターであるニッシム・レヤニ氏は、「全員がMixpanelをすぐ使えるようにすることで、『顧客を最優先する』テスト文化を築くことができました」と語っています。
テスト文化を維持するためのベストプラクティス
最後に、テスト文化が望ましい方向にシフトし、成長する助けとなるためのベストプラクティスをいくつかご紹介します。
- テストは小規模に保つ:小さな反復によるテストは、大規模でコスト高のテストよりも速く結果が得られ、リスクも少なくなります。
- 結果を広く共有する:テスト結果を組織全体で共有し、他のチームであっても学ぶメリットを得られるようにします。
- プロセスを繰り返し改善する:テストのプロセスでうまくいっていることと、改善が必要な部分を定期的に見直します。
- 動的なダッシュボードを作成する:Mixpanelなどのカスタムボードを使用して、テストのインサイトを共有し、整合性を保つようにします。
テスト文化は、より良い意思決定、より速いイノベーション、そして継続的な学びを促進してくれます。
文化は、ローマと同じく一日で作られるものではないことを肝に銘じておきましょう。テストを奨励し、新しいことを試して結果を共有できる環境を作ることが大切です。辛抱強く努力し続ければ、文化的な変化もやがて定着していくはずです。