アトラシアンは4月8日、プロジェクト管理ツール「Jira」内で利用可能なコンテキスト認識型AIエージェント「Rovo Dev」の一般提供を開始したと発表した。
IDE(統合開発環境)へ移行する前に、Jira上のワークアイテムを起点として計画立案からコード変更、テスト実行、プルリクエストの作成からレビューまでを一気通貫で進めることが可能となる。
Rovo Devは、ソフトウェア開発チームの作業全体を理解し支援するAIエージェント。Atlassian Teamwork Graphを基盤とし、企業やプロジェクトの目標を把握したうえで、JiraやConfluence、Bitbucketなどを横断的に連携する。2025年10月に提供を開始したCLI版に続き、今回新たにJira上から直接実行する機能を追加している。
具体的には、Jiraのワークアイテムに含まれる要件や過去の経緯から、AIが具体的な実行プランを生成する。承認後は安全なクラウドサンドボックス環境でコード変更とテストを実施し、レビュー可能なプルリクエストとして元のワークアイテムに結び付ける。これにより複数のツールを行き来するコンテキストスイッチを削減し、開発者がより難易度の高い設計やレビューに集中できる環境を構築する。
また、作業の起点と成果物がJira上で可視化されるため、プロダクトマネージャーやデザイナーなどの非エンジニアも、AIによる変更内容を容易に把握できる。Jiraの自動化機能と組み合わせ、特定のワークアイテム作成時にRovo Devを自動起動させる運用も可能。実行権限はセッション開始ユーザーに制限し、人間によるレビューを挟むことで品質やセキュリティの統制を維持している。
開発プロセスをAIに一任するのではなく、開発者が主導権を握りながらJiraを中心に実際のワークフローを拡張できる点が本機能の特長といえる。利用料金は開発者1名につき月額2730円で、毎月2000クレジットが含まれる。
詳細については公式ページを参照。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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