AI Nativeは、エンジニアやプロダクトマネージャー(PM/PdM)を対象に、AI開発力を可視化する無料診断ツール「AI開発力スキル診断」を公開した。本診断は、AI時代のソフトウェア開発に必要なスキルを9つの評価軸で測定し、個人の強みや伸びしろを約7分で診断する。
生成AIの業務活用が急速に進む中、AIを「使う」スキルの可視化は進んでいる。一方で、AIを前提としたプロダクト開発や、本番環境での運用を継続するスキルについては、体系的な自己評価の手段が不足していた。同社は自社の支援実績や研修の知見をもとに、この課題に応えるツールを開発した。
診断は「土台3軸」と「特化6軸」の計9軸で構成される。土台となるのは「エンジニアリング基礎」「言語化・コミュニケーション」「効率・ROI思考」の3つだ。特化スキルとして「課題設定・要件定義力」「AIドメイン知識」「品質保証」「運用保守」「プロセス設計」「セキュリティ・ガバナンス」を評価し、これらは知識・設計力と実務経験に分けて測定される。結果はレーダーチャートなどで提示され、改善アクションも確認できる。
先行利用者の診断データを分析した結果、興味深い傾向が明らかになった。要件定義やAIドメイン知識といった上流・思考系のスキルは高水準である一方、運用保守(LLMOps)や品質保証といった本番運用・品質系のスキルにおいて差がつきやすいことが確認されたという。PoC(概念実証)の構築は可能でも、本番運用や品質担保のフェーズが課題となりやすい実態が浮き彫りとなっている。
この診断ツールは個人のスキル把握にとどまらず、開発組織全体の課題解決にも応用できる。採用における候補者のAI実装力の比較や、チームの弱点を可視化した上での育成計画の立案、プロジェクトのフェーズに応じたメンバーのアサインなど、組織運営の意思決定を支援する。
同社は本診断のほか、全社員向けの「AI活用診断」や、経営層向けの「AX Criteria」も無料で提供している。AIを用いた開発ハードルが下がる中、本番環境の品質で使いこなせるかどうかが、今後の競争力を左右する。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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