シナジーマーケティングは、全国の企業に勤めるビジネスパーソン250人を対象に実施した「SaaSツール利用に関する統計調査2026」の結果を6月19日に発表した。調査によると、現在業務で導入しているツールの機能について、約4割にのぼる39.2%がオーバースペック状態にあると実感を抱いている実態が明らかになった。
マーケティング自動化ツールや顧客管理システム、営業支援システム、プロジェクト管理ツールなど、業務で利用されるSaaSは年々多機能化が進んでいる。しかし、現在の機能評価について尋ねたところ、「半分以上の機能は使っていない」が22.0%、「ほとんど使いこなせていない」が17.2%に達しており、現場における多機能ゆえの運用負荷が浮き彫りとなった。一方で「機能が不足しており、業務に支障がある」と答えた層は14.0%にとどまり、現場では機能不足よりも多機能すぎることが課題となっている。
本来は業務効率化のために導入されるはずのツールが、逆に現場へ操作ロスを生み出している側面も確認された。ツールの操作方法を調べたり、使い方がわからず悩んだりする時間について、全体の58.0%が「毎週ロスがある」と回答している。内訳を見ると「1時間未満」が36.8%であるほか、週に1時間以上のロスを抱えている層も2割を超えており、現場での「調べる」「探す」「迷う」といった見えないコストが生じている可能性が示唆される。
また、同じツールに対する評価について、導入や更新の判断に関与する決裁層と実際に運用する現場層との間に大きなギャップが存在することも判明した。決裁関与層では30.3%が「機能不足」と感じているのに対し、現場層では44.6%が「オーバースペック」と回答している。この認識のずれが影響してか、決裁者全体では見直し意向を持つ割合が81.8%に達しているものの、そのうち56.1%は「見直しをしたいと考えているが、まだ着手できていない」状態にあるという。
同社は、無料配布する詳細レポートにおいて、現場を疲弊させない運用設計として「運用ロスの可視化」や「無駄がないことの重視」といった3つの実践指針を解説している。詳細な調査データやクロス集計を収録したレポートは、専用のダウンロードページから無料で入手できる。
あわせて、本調査結果をさらに深掘りし、現場が迷わず活用できる状態をつくるための運用設計を解説する特別ウェビナーを7月8日に開催する。「現場が迷わず動き出す。多機能SaaSをそぎ落とす『引き算の運用設計』」と題し、11時からと13時からの2回、オンライン形式で実施される。参加費は無料で、受講後のアンケート回答者には「自社ツールのオーバースペック度診断シート」が提供される。参加申し込みは、セミナー詳細ページにて受け付けている。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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