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Developers Summit 2022 レポート(AD)

ヤフーのデザイナーが語る「データビジュアライゼーション」のデザイン術──データを分かりやすくグラフ化するには?【デブサミ2022】

【17-E-2】データの価値を最大化させるためのデザイン ~ データビジュアライゼーションの方法

データビジュアライゼーションの種類

 データビジュアライゼーションは、大きく2つに分類できる。目的が組織や相手の課題解決である「インフォメーションデザイン」と、自分の主張伝達である「データアート」だ。

 プレゼンなどでは、インフォメーションデザインが使われることが多く、まだ事実と確かめられていない仮説を扱う「仮説検証型」「仮説探索型」、事実を扱う「事実報告型」「事実説明型」に分けられる。本セッションでは、インフォメーションデザインについて説明が行われた。

仮説検証型

 「〇〇は△△であるだろう(あるのではないか?)」という仮説をデータを使って検証。事実かどうかを裏付けるための視覚化である。事前にデータによって裏付けたい仮説が視覚化の基点となっている。

仮説探索型

 データ視覚化のはじまりの時点には特に仮説はなく、データ視覚化の行為そのものを通じて仮説を立案していく。

事実報告型

 事業運営上、定点的に確認・モニタリングすべき指標値を、定型フォーマットで報告するためのデータ視覚化。

事実説明型

 仮説検証型や仮説探究型のデータ視覚化の結果として確認された事実や発見を、読み手の理解しやすいように説明するためのデータ視覚化。

 駒宮氏は、これらを「伝えたい目的に合わせた手法を選ぶことが重要」だと語り、以下のようにまとめた。

  • 仮説検証型:事実かどうかを確かめるための視覚化
  • 仮説探索型:仮説を立案するためのデータ視覚化
  • 事実報告型:報告するためのデータ視覚化
  • 事実説明型:読み手が理解しやすいように説明するためのデータ視覚化

次のページ
伝えたい目的に合わせたグラフの選び方

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この記事の著者

馬場 美由紀(ババ ミユキ)

 エンジニアとテクノロジーが好きな編集・ライター。エンジニア向けキャリアサイト「Tech総研」「CodeIQ MAGAZINE」、Web技術者向けの情報メディア「HTML5 Experts.jp」などでライティング、コンテンツディレクション、イベント企画などを行う。HTML5 開発者コミュニティ「h...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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