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自社サービスのUX改善に携わるビジネスパーソンの約4割、「UX改善の成果が上がらない」状況に悩み

 ビービットは、自社サービスのUX改善に関与するビジネスパーソンを対象に実施した、UXグロース業務に関する実態調査の結果を3月31日に発表した。同調査は、3月11日~15日の期間に行われ、735名から回答を得ている。

 調査対象者に、UXグロース業務における課題について尋ねたところ、「UX改善実績が上がらない」が24.3%、「UXが改善されてもビジネスインパクトがでない」が13.5%と、合わせて約4割が施策による成果がなかなか上がらない状況を挙げた。また、「UX改善のための予算が取れない」(13.5%)と「UX改善業務に時間が使えない」(8.5%)を合わせた約2割強が、UX改善にリソースが費やせないことで悩んでいると答えている。

 施策の費用対効果の把握状況を尋ねた質問では、約4割が把握しておらず、その理由としては「握したいが算出方法がわからないから」という回答が約4割を占めた。

 現状の、UXグロース業務の年間予算について尋ねたところ、「1000万円~2999万円」(16.2%)、「3000万円~4999万円」(17.3%)と、1000~5000万円未満がボリュームゾーンであることが明らかになっている。

 UX改善の対象サービスとしては、「会員向けサポートサイト」(34.7%)、「コーポレートサイト」(34%)とWebサイトが多く、アプリケーションには手が回っていない状況がうかがえる。

 UX改善のために現在取り組んでいる施策としては、「データ分析ツールの導入」(36.9%)がもっとも多く、以下「社員を対象にしたユーザビリティテスト」(33.1%)、「社員を対象にしたアンケート」(33.1%)が続いている。また、コンサルティング会社の利用については、間口の広い「総合コンサルティング会社の利用」(32.4%)が、UX専門コンサルティング会社の利用よりも多かった。

 次に取り組みたい施策について尋ねた質問では、「取り組みたい施策はない」(17%)が最多となり、「UI/UXに特化したコンサルティング会社を利用」(11.6%)がそれに続いている。

 期待の高いUX専門コンサルティング会社についてみると、利用者の多くは定量的な成果を感じていることがわかった。

 データ分析ツールと併用した場合の成果をみると、ツールまたはコンサルティング単独で利用した場合と比較して、成果を感じやすい傾向があることが明らかになっている。また、定量的評価だけでなく定性的な評価も高かった。

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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)

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