Reproは、ASO(アプリストア最適化)ツール「ASO Insight」にアプリユーザーによるストアレビューの対応にかかる工数を最小限に留め、対策すべきレビューの特定・対策を可能にする「ユーザーレビューアラート」機能を追加したことを、5月11日に発表した。
ユーザーレビューアラート機能は、もっともCVRに影響度が高いレビューである、ファーストビューレビューに変動があった際に通知を受け取ることができ、直接レビューの返信画面へ遷移することも可能なので、影響度が高いファーストビューレビューへの対策を迅速に行える。
さらに、レビューの評価やレビューに含まれるキーワード、投稿者のアプリバージョンといった、通知を受け取る条件の設定自由度が高く、ユーザーからのネガティブなレビューのみを検知して、すぐさま改修に活かしたり、抽出したレビューから継続的かつ高速にプロダクトの改善に繋げたりできるようになる。
そのほか、マーケティング担当者にとってはレビュー変動の検知、アプリエンジニアにとってはアップデートしたアプリやリリースした新機能の稼働状況監視、カスタマーサポートにとっては対応が必要なサービスへの不満や不具合などの検知、プロダクトチームにとってはプロダクト改善に活かすユーザーの声の吸い上げと、さまざまな担当者にとって役立つ機能となっている。
ASOは、アプリストアのアプリ詳細ページの内容を最適化させることで検索順位を上位表示させ、アプリ詳細ページへの流入数を増やしたり、ダウンロード(DL)率・数を向上させたりすることを目的とした施策。
IDFA取得のオプトイン化にともなって、その影響を受けない集客施策としてASOの重要性が増している一方で、効果的なASO対策を行うためには、アプリストア内に入れるキーワード関連の知識や検索ロジックの知識、コピーライティングスキルなどの様々な専門的ノウハウが必要となる。
ユーザーがアプリの使用感などを書き込むレビューは、アプリをダウンロードをするか否かの判断基準の1つとなっているだけでなく、既存ユーザーがアプリのアップデートやアプリ内課金をするか否かを意思決定する際の重要な要素になっており、近年レビュー対策の重要性はますます高まっている。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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