プロダクト開発人材の副業転職プラットフォーム「Offers(オファーズ)」を運営するoverflowは、「Offers」を利用しているユーザーの会員情報やアンケートをもとにした、プロダクトマネージャーのキャリアに関するレポートを公開した。
「Offers」では、プロダクト開発人材のキャリアにおける悩みを相談できる機能「キャリア特化型Q&A機能を提供している。その中で先日、プロダクトマネージャーのキャリアについて以下のような悩みが投稿された。
- 非エンジニア出身のプロダクトマネージャーはどのようにキャリアを築いていけばいいか
- 非エンジニア出身のプロダクトマネージャーはどんなスキルや経験を磨いていくべきか
- 開発経験がないため、他社でプロダクトマネージャーとして通用するのか不安
そこで同社では、「Offers」に登録しているプロダクトマネージャー510人を対象に、キャリアに関する実態調査(期間:2022年7月1日~7月31日)を実施するに至った。
同調査では、以下の項目について調査した。
- エンジニア経験の有無
- プロダクトマネージャーが、自身の強みとする経目
- 保有するスキルの分布
- 経験職種別のオファーの受け取りやすさ
- プロダクトマネージャーに求められるスキル
- 副業経験社数
- 副業をする理由
- 副業の時給単価
この中からピックアップした3つの調査結果は以下の通り。
- エンジニア経験ありの割合は、57%で過半数
現在メインでプロダクトマネージャーをしている人のうち、エンジニア経験者は57%だった。開発経験のあるプロダクトマネージャーがやや多いものの、エンジニア出身ではない人も決して少なくないことがわかる。
- プロダクトマネージャーの副業経験率が70%と、他職種よりも副業が浸透
キャリアを作る方法として副業を経験される人が増えている。「Offers」が行ったアンケートでは、プロダクトマネージャーの副業経験率は70%という結果になった。さらに、約半数の人が2社以上副業を経験している。
同じアンケート調査では、他職種の副業経験率は以下のようになっており、他職種に比べてプロダクトマネージャーは副業が浸透していることがわかる。
- エンジニア:61%
- デザイナー:64%
- データ分析:36%
- プロダクトマネージャーの副業の時給水準は、他職種に比べて高い
実際に「Offers」で契約に至った時給の分布では、プロダクトマネージャーは他職種に比べて高く、プロダクトマネジメントという専門性の高い業務に対してより高い報酬が支払われていることがわかる。
「Offers」は、エンジニア・デザイナー・プロダクトマネージャーなど、プロダクト開発に携わる人材に特化した副業転職プラットフォームで、2022年10月時点で全国1万9000人を超えるプロダクト開発人材に活用されている。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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