HiCustomerは、Archetype Ventures、East Ventures、Cygames Capitalなどから資金調達を実施したことを12月21日に発表した。創業からの累計調達額は3億円となる。調達した資金はIT製品の提案・導入支援の成果を引き上げる新プロダクト「Arch by HiCustomer(アーチ バイ ハイカスタマー)」の開発体制強化に投資する。
「Arch by HiCustomer」は、LTV最大化を目的とした顧客専用ページを簡単に作れるSaaSプロダクト。作った顧客専用ページでは、製品資料や見積もり、議事録など顧客が購買可否を検討する際に必要なデータを配置したり、導入検討や導入支援で活用する顧客との共同タスクを管理したりできる。
ページ上での顧客の振る舞いから購買モチベーションを可視化したり、取得した定性情報をCRM(2022年12月時点では「Salesforce Sales Cloud」)と連携したりすることも可能。売り手企業の受注率やリードタイム短縮、LTV最大化に寄与し、買い手企業にとってのIT製品を通じたROI最大化に貢献する。
今回の引受先は以下の通り(敬称略、順不同)。
- Archetype Ventures
- Cygames Capital
- ココナラスキルパートナーズ
- East Ventures
- ウェルディレクション 他、個人投資家
この度資金調達を実施し累計3億円を調達した同社だが、事業低迷と組織崩壊に陥ったこともある。これらの逆境を乗り越えるために力を入れて取り組んできたのは「プロダクトマネジメント」だった。カスタマーサクセス領域で2打席目のプロダクト「Arch」を成功させるために同社がどのようにプロダクトマネジメントに取り組んできたのか、逆境から脱出した経緯と同社の学びを共有するオンラインイベントが12月26日に開催される。参加費は無料。
イベントでは以下のことを紹介する。
- ハードシングスからの学び
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ハードシングスを乗り越えるために取り組んだプロダクトマネジメント
- 経営陣のコミット
- プロダクトマネジメントの体制
- 顧客解像度を高めるためのGTM戦略
- Bizチームを巻き込んだスクライムベントの運営
- 私たちが目指しているプロダクトマネジメントのあり方
開催日時は12月26日の12時~13時で、Zoomを使用して行われる。参加には事前の申し込みが必要となる。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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