グロービス経営大学院は、在校生・卒業生を対象にしたビジネスプランコンテスト「GLOBIS Venture Challenge(G-CHALLENGE)2022」の最終選考会を、1月29日に東京校で開催し、最終選考に進んだ8チームのプレゼンテーションを審査した結果、「Ai-wine」「Dea Dora」「株式会社薬zaiko」の3チームを大賞に決定した。
G-CHALLENGEは、起業を目指す多くの在校生・卒業生にビジネスプランを競う場を提供し、立ち上げ資金を支援することで、より多くの起業を促すコンテストで、その企業が将来的にメガベンチャーへ成長する足掛かりをグロービス・コミュニティから得られることを目的としている。出資にあたっては、グロービス経営大学院とグロービスがファンドを組成し、受賞者は最大1000万円の出資を受けられる機会を得る。審査基準は、ビジネスプランの市場性、競争優位性、実現可能性、収益性が見込めることに加えて、社会性や経営メンバーの意志や志などグロービスの教育理念に即しているかを重視している。
Ai-wine(アイワイン)は、労働集約型が続くワインレストラン業界の経営を変革し、ワインを扱う高級レストランで、現状はアナログで煩雑な仕入れから在庫管理、集客までの業務をワンストップで支援する。チームは、20年以上にわたってワイン業界に携わってきた元ソムリエの代表をはじめ、在庫管理のシステムエンジニア、データアナリスト、メディア事業開発、財務のスペシャリストが揃っており、在庫管理のDXを皮切りに、置き去りにされた人材確保や集客誘導の大幅な改善を行う。
Dea Doraは、食とデータのチカラでがんからの復帰をサポートする事業を行う会社で、がん経験者から取得する日々の記録によって個人データモデルを構築し、副作用ケアなどパーソナルサポートを行う。経営メンバーは、デジタルテクノロジーと医療、アカデミアが融合した、多様性に富んだチームであり、多くの医療現場の専門家の監修によってがんを取り巻く社会課題の、テクノロジーによる解決を実現する。
株式会社薬zaikoは、“医療との関わり方をもっと気軽に”というビジョンを掲げたオンライン薬局事業を営む会社で、アレルギー患者の情報と薬の入手の非効率を解消することで、アレルギー患者にシームレスな医療体験を提供するオンライン薬局。中でもアレルギー領域の課題解決を目指し、薬剤師をはじめ、アレルギーの原体験を持つメンバーで、患者の医療体験価値向上に取り組んでいる。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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