アルファドライブは、企業から新規事業を実際に立ち上げて拡大させていくフェーズの支援に特化したアクセラレーションスタジオ「AlphaDrive AXL(アルファドライブ・アクセル)」を、2月10日に設立した。
AlphaDrive AXLには、同社の担当役員として就任した執行役員の加藤隼氏をはじめ、従来型の「コンサルタント」ではなく、自らが大手事業会社の中で新規事業を立ち上げきった経験を持つ「事業開発家」が所属しており、一般論やセオリーの通用しない新規事業立ち上げのプロセスに対して、自らの成功/失敗体験も活かして、本物の現場ノウハウを注入しつつ伴走支援していく。
事業開発家たちが、リードメンバーとして対象事業のコンディションや事業構造/モデルを踏まえて、立ち上げのために必要な機能支援をコーディネートして提案する。また、エンジニアリングやマーケティングなどの専門家を、対象事業のCxOとしてアサインしてチームの組成を行う。
すべての支援に共通するのは、“過不足ない投資で事業の成功確度を上げていく”という思想で、各フェーズに必要な組成を必要なタイミングで提供しつつ、事業の成長・拡大にコミットしていく。
AlphaDrive AXLではおもに、プロダクト開発支援、マーケティング支援、「仮想出島」スキームといったソリューションを提供する。
プロダクト開発支援では、Webやアプリケーションといったプロダクト/サービス開発支援を提供し、初期開発以降もピボットを繰り返しつつブラッシュアップしていくことを前提に、適切なマイルストーンとともにアジャイル型での開発を実行するほか、対象事業にとって最適なベンダー選定、開発プロセスの中でのマネジメントなど、プロダクトマネージャーの機能も担う。
マーケティング支援では、素早いPDCAサイクルを回していくための大上段の仮説設計から入り込み、ターゲットとする顧客特性によってあらゆるチャネル×手段を駆使しつつ、蓋然性の高い事業グロースを実現する。
「仮想出島」スキームは、大企業本体の中で事業の立ち上げが難しい場合に“新規事業の立ち上げに適した出島環境”として提供され、一時的に事業をAlphaDriveに移管して、成長したタイミングで戻す。
その他、EXIT戦略/資本政策支援、セールス支援、CS支援、リサーチ支援などの提供も可能となっている。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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