翔泳社が主催するソフトウェア開発者向けのイベント「Developers Summit 2021(通称、デブサミ2021)」において、本年はプロダクトマネージャーにも役立つ「プロダクト作り」に関連したセッションが多数予定されている。今回はその中からいくつかのセッションを紹介する。
「Developers Summit(デブサミ)」とは、2003年から毎年開催している国内最大級のソフトウェア開発者のための総合カンファレンス。本年はコロナ禍や緊急事態宣言の影響を受け、オンライン開催となっており、2月18日~19日にかけて開催される「デブサミ2021」もオンラインで実施される。
ソフトウェア開発の現場で必要な知見として、プロダクトマネジメントやその手法、事例なども年々注目が高まっており、今回は開発者のみならなずプロダクトマネージャーなどプロダクトをリードする方も押さえておきたいセッションが多く用意されている。以下、「プロダクト作り」に関連するPMの皆さんにおすすめのセッションを紹介する。
【19-E-1】エンジニアに伝えたい!プロダクトマネージャーの頭の中 - プロダクトをもう一段階成長させる仮説の立て方(仮)
- 登壇者:小城 久美子氏[Tably]
- 日時:02/19 10:00~10:40
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ProductZineでも「プロダクトマネジメントの基本を学ぼう」の連載を持つ小城氏が、プロダクトの長期的なビジョンを着実に実現するために、どのように仮説を立ててバックログを発想すればよいのか……といった、プロダクトマネジメントの全体像を体系的に解説するセッション。「エンジニアに伝えたい」と題していますが、プロダクトに携わる全職種に必要な基本の考え方を整理できる内容になっているでしょう。
【19-B-3】現場起点のアジャイル開発と組織のカルチャー ~ビルドトラップを避け、生徒に“熱狂”を届ける~
- 登壇者:江波 拓郎氏[atama plus]
- 日時:02/19 11:40~12:20
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atama plusは、AIを活用した学習システム「atama+」をメインプロダクトに持つ急成長中のEdTech企業。そんな同社のプロダクトをリードする江波氏が、デュアルトラックアジャイルを始めとするプロダクト開発における様々な工夫やトライと、それらを支える組織のカルチャーについて紹介します。
【19-E-4】アジャイルカルチャーをチームから組織に拡張し、OKRを組み合わせてプロダクトの成長を加速させる
- 登壇者:上園 元嗣氏[Rise UP]
- 日時:02/19 13:05~13:45
- 詳細ページ
事業部長として自社プロダクト(ECサービス)と向き合い、「ユーザと向き合ってプロダクトの成長を追求する組織」をデザインしてきた上園氏。OKRとアジャイルカルチャーを組み合わせて取り組んだ実践について自身の経験を踏まえて解説します。
【19-D-4】Zennを一人で作るうえで考えていたこと・考えていること(仮)
- 登壇者:catnose氏
- 日時:02/19 13:05~13:45
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個人の開発で生まれた技術情報共有サービスZenn。記事の公開、サポートだけでなく、まとまった内容をウェブ上の本として販売することも可能で、新たな技術情報のプラットフォームとして注目されています。プロダクト開発・運営の際に工夫した点や妥協した点、今後の構想などを技術的な側面を含めて、開発者のcatnose氏が解説します。
【19-E-6】三越伊勢丹が目指すNew Normalの購買スタイル
- 登壇者:河村 明彦氏[IM Digital Lab]
- 日時:02/19 14:45~15:25
- 詳細ページ
三越伊勢丹では2020年11月に三越伊勢丹リモートショッピングを発表しました。プロダクトオーナーとしてこの事業をけん引してきた河村氏が、店舗ともECとも異なる新しい購買スタイルを提供するこのサービスについて、どのようにチームを作り、組織を巻き込み、サービス開始に至ったのか事例を解説します。
【19-E-9】プロダクトマネジメントを組織に宿す取り組み「アジャイル・ブリゲード」の実践
- 登壇者:市谷 聡啓氏[レッドジャーニー]
- 日時:02/19 17:15~18:15
- 詳細ページ
コロナ禍の影響で日本のDXが進む中見えてきた課題、それは「戦略と現場活動の不一致」だと言います。仮説検証とアジャイル開発の運営について知見の深い市谷聡啓氏が、実際に参画し、実践してきたDX最前線でのプロダクトマネジメントについて具体例を紹介。地に足がついた「構想と実現」を兼ね備えたチーム・組織作りを目指すためのノウハウについて発表します。
開催日時は、2021年2月18日(木)~19日(金)のそれぞれ9時50分~18時20分を予定しており、オンラインで開催する。事前登録制で参加無料。参加申込は、イベントの公式サイトで2月17日(水)の13時まで受け付けている。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
「プロダクト開発」にフォーカスしたオンラインメディアです。プロダクトマネージャーや、プロダクトマネージャーを目指す方をはじめ、チームメンバーや事業責任者、テックリードなど、プロダクト開発を「正しく」進めていきたいすべての人のために、プロダクトマネジメントに関するあらゆる知見をお届けします。
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