YOUTRUSTは、Generative AI(生成AI)やLLM(大規模言語モデル)の活用を目的とした新組織「LLM Innovation Center(LIC)」を設立したことを5月15日に発表した。
ChatGPTをはじめとしたGenerative AI、LLMの技術発展により、さまざまな領域でGenerative AIやLLMの研究、ビジネス応用に関する取り組みが行われている。HR領域でも、先日ビジネスSNSの「LinkedIn」がGPT-4を活用したAIアシスタント機能をリリースした。求人票やプロフィールの自動作成を皮切りに、今後HR領域でもGenerative AIやLLMの技術活用が進んでいくと考えられる。こうした背景から同社は「LLM Innovation Center」の設立を決めた。
「LLM Innovation Center」は、Generative AIやLLMの技術を活用し、同社が提供するサービスの体験をより良くする機能の開発を目的とした組織。法人企業、ユーザー双方に向けて今まで以上に同社の提供するサービスが使いやすくなるような機能を開発し、実装していく。
これまでにも同社では独自開発のAIを活用した「AIタレントサーチ(β版)」の提供のほか、全社員を対象に福利厚生として「AIラーニング費用」の支給を実施してきた。最近では、ChatGPTのAPIを活用した5日間の社内ハッカソンも開催するなど、Generative AIやLLMを活用するための取り組みを行っている。「LLM Innovation Center」によって、サービスへの実装に向けて本格的に取り組んでいく。
昨今個人情報や情報の機密性などAI活用のリスクに関して話題にあがることが増えているが、同社では最新動向をキャッチアップするとともにリスク対策案を講じて取り組んでいく。なお同社は「LLM Innovation Center」設立にあたり、プロダクトマネージャー、Webエンジニア、デザイナーも募集している。
同社は、友達とつながりプロフィールを埋めるだけでスタートアップ企業などから転職・副業のスカウトが届くキャリアSNS「YOUTRUST」を運営している。また法人企業向けに、独自のつながりから成功報酬ゼロでタレントを採用できるHR Tech SaaSも提供している。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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