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ロフトワーク、アジャイルなイノベーション創出手法「TKMKプロトタイピング」のサービス提供を開始

 ロフトワークは、プロトタイプを起点にしたアジャイルなイノベーション創出の手法「TKMK(トキメキ)プロトタイピング」のサービス提供を、新規事業・製品・サービス開発に携わる企業に向けて、7月27日に開始した。

 TKMKプロトタイピングは、「30日でカタチにする」をテーマに長期間のリサーチから脱して、プロトタイプを起点にした商品開発や新規事業開発を推進するサービス。

 アーティストやクリエイターが強みとする、既成概念や固定観念にとらわれない思考や、問題提起の力、人々の感情を揺り動かすアウトプットを活かしてプロトタイプ作成を行う。オルタナティブな視点からみえる「新たな問い」を中心に据え、創造的なセッションを通じて未来の可能性を提示する。

 アイデアをアイデアのままで終わらせないために、さまざまなツールを活用してプロトタイプでカタチを見える化することで、使用するシーンやコミュニケーション方法を具現化しつつ、実装段階まで具体化できる。

 「30日間で体験までつくる」をミッションに、短期間でプロトタイプを制作してミニマムな実演を通してユーザー体験へ落とし込み、開発のサイクルを回す。

 「TKMK」の「T」はThinkingを意味し、アーティストやクリエイターとともに既成概念や固定観念にとらわれず、創造的なセッションを通じて新たな問いと未来の可能性を提示する。

 「K」はKick-offを意味し、少人数で開発チームを組織して必要なリソースやスキルを確保するとともに、アイデアを多角的な視点で価値検証し、アーティストやクリエイターとの共同作業を取り入れることで、クリエイティブジャンプを行い、プロトタイピングに向けた計画を立てる。

 「M」はMakingを意味し、短期間で基本的なプロトタイプを作り、どのようなシーンで使われ、どのような価値を提供できるのかといった、ユーザー体験までを考えられるプロトタイプを作り、実現可能性を検証する。

 もう1つの「K」はKPI-driven iterationを意味し、必要最小限の機能に留めたプロトタイプをユーザーや関係者に公開し、実演を通して素早くフィードバックの収集を行う。また、KPI(Key Performance Indicators)を設定し、プロトタイプを改善していく。

 8月4日には、SHIBUYA QWS クロスパーク(東京都渋谷区)にて、「TKMKプロトタイピング」を解説するトークイベントを開催する。長期間のリサーチから解放され、プロトタイプを起点にした商品開発や新規事業開発をアジャイルに推進する方法について紹介するほか、会場ではこれまでに同社が制作したプロトタイプの展示も行われる。開催日時は8月4日19時~20時30分(18時開場)で、参加費は無料。

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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)

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