Googleは、Figmaとのパートナーシップにより、国内の「Google Workspace for Education」ユーザーがデジタルホワイトボードツール「FigJam」を利用できるようになったことを発表した。
「FigJam」は、「Jamboard」に似たデジタルホワイトボード機能に加えて、キャンバス、テンプレート、投票など高度な機能を持つツールで、教育機関向けに無償提供している。これに伴いGoogleは、2024年12月に「Jamboard」の提供を終了する。それまでは引き続き「Jamboard」が使用でき、「Jamboard」ファイルを「FigJam」へ移行するツールも提供される予定。今回の変更により、Googleは移行のサポートに注力していく。
- Workspace全体に統合することで「FigJam」のホワイトボードツールをカレンダーでのスケジュール設定、「Google Meet」での共同作業、またはドライブでのコンテンツの共有に含めることが可能。
- 「Jamboard」で作成されたファイルが失われないよう「Jamboard」データの保存方法および「FigJam」への移行手段を提供する。
「FigJam」を使用すると、「Google Meet」通話内で直接ホワイトボードを起動してリモートおよびハイブリッドでの共同作業が可能となる。「Google Workspace Marketplace」からダウンロードが可能で、テンプレート、描画、リアクション、コメントなどの高度な機能を利用できる。「Workspace」と「FigJam」を活用することで、グループでのアイデア出しや効率の良い共同作業が実現可能。またGoogleはFigmaと協力し、児童生徒や教育者のニーズに対応できるホワイトボード機能を提供する。
なお2024年12月の「Jamboard」アプリの終了に先行し、今後数カ月をかけて「Jamboard」データの保存方法や「Jamboard」データを「FigJam」に移行する方法などを「Jamboard」アプリのユーザーと管理者に向けて公開する。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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