Notion Labs Japanは、中堅・大企業向けの「Notion」のプランであるエンタープライズプランの機能群を拡充したことを発表した。今回新たに管理者機能、セキュリティおよびコンプライアンス機能を拡充して「Notion」利用の際の利便性や運用管理の効率を向上し、中堅・大企業でも利用しやすい環境を整備する。
「Notion」のようなSaaSツールのビジネス利用では、ライセンス管理やセキュリティが重要。管理者向けの利便性を向上するための機能として、ユーザーや権限管理に加えデータ損失防止ツールとの連携を新たに強化した。
今回拡充したおもな機能は以下の通り。
管理ユーザーダッシュボードによるセキュリティとコンプライス機能
従業員の登録ドメインを使用して、従業員ごとの可視性とコントロールを可能にする。管理者は従業員の情報、ワークスペースへのアクセス、セッション期間、パスワードなどを管理・制御できる。
SIEM/DLP連携
新たに、SIEM(Security Information and Event Management:セキュリティ情報イベント管理)およびDLP(Data Loss Prevention:データ損失防止)との連携が可能になった。具体的には、Splunk、Sumo Logic、Datadog、PantherなどのSIEMソリューションおよびNightfall、PolymerといったDLPソリューションとの連携によりワークスペース内の不審な活動の特定やワークスペース内の機密情報を検出し、通知や自動アクションによる対応などのポリシー設定を効率的に行える。
組織レベルの制御(近日公開予定)
今後数カ月間で管理コンソールを刷新し、管理者機能を管理者が効率的に活用できるよう利便性を向上していく予定。また、組織内のすべてのワークスペースを格納するコンテナとして機能する新しい組織レイヤーも追加される。これにより、組織全体でセキュリティ管理、コンプライアンス維持、ユーザーとワークスペースのアクティビティ監視をこれまで以上に容易に行える。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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