LayerXは、企業や行政のLLM(大規模言語モデル)活用を支援する「AI・LLM事業部」を新設した。同事業では同社代表取締役CTOの松本勇気氏が取締役として事業を管掌し、事業部執行役員の中村龍矢氏が事業部長に就任する。
LLM関連技術が急速に発展し、ChatGPTを始めとしたタスク自動化や業務効率化に注目が集まっている。同社でもLLMの可能性に着目し、LLM関連技術を用いたイネーブリング・新規プロダクト開発、R&Dを行う「LayerX LLM Labs」を4月に設立した。また同社の第3の事業であるPrivacyTech事業でも、2022年6月にプライバシー保護技術「Anonify」をリリース。金融、医療、行政といった領域でのパーソナルデータ活用を支援する中で、社内に眠っている文書データの活用やAIと組み合わせた高度なデータ活用におけるLLM関連技術の可能性を追いかけてきた。
「LayerX LLM Labs」でさまざまな企業との取り組みが本格化し、PrivacyTech事業でもLLMの可能性を検討する中で、より強力に事業を推進するために両組織を統合し「AI・LLM事業部」を新設した。バクラク事業で培ったAI-OCRの知見も活用していく。
LayerXは、SaaS+FinTechスタートアップ。法人支出管理サービス「バクラク」を中心に、デジタルネイティブなアセットマネジメント会社を目指す合弁会社「三井物産デジタル・アセットマネジメント」、LLM関連技術を活用し企業や行政における業務効率化・データ活用を支援する「AL・LLM事業」などを開発・運営している。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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