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ProductZine Day 2024 Winter

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Notionで進化するプロダクトマネジメントと、その実践

社員からの投稿が3倍以上に活性化──Notionを活用したプロダクトフィードバックの仕組みづくり

Notionで進化するプロダクトマネジメントと、その実践 第1回

 本連載では、AIを活用した音声解析サービスを提供しているRevComm(レブコム)が、プロダクトマネジメントにおいてNotionを活用することで、成果を上げたポイントを具体的に解説していきます。第1回はプロダクトフィードバックループにおけるNotionの活用について。(編集部)

はじめに

 株式会社RevComm(レブコム)のプロダクトマネージャーの吉井です。RevCommは音声解析AI電話「MiiTel(ミーテル)」、AI搭載オンライン会議解析ツール「MiiTel Meetings」、オフライン(対面)の商談を可視化する「MiiTel RecPod」を開発・提供しています。

 RevCommでは、2023年5月からドキュメント管理ツールとして「Notion」を全社に導入しました。本連載では、プロダクトマネージャーとしてプロダクト開発にNotionを活用し成果が出たポイントについてご紹介します。

プロダクト開発プロセスとNotionの活用領域

 現在プロダクトマネージャーは5名体制で、機能別に担当を分けています。プロダクトマネージャーは担当する機能ごとに、

  • 顧客からの要望
  • 社内からのアイデア
  • プロダクトチームで策定しているプロダクトビジョン

などをもとに開発要件を洗い出し、優先順位付けを行い、半期ごとに開発計画を立てています。

 開発プロセスの中でNotionを活用しているのは下記4点です。

開発プロセスのNotion活用領域
開発プロセスのNotion活用領域

Notionを活用したプロダクトフィードバックの仕組み化

 今回の記事では上記のNotion活用領域の中から、Notionを活用したプロダクトフィードバックの仕組み化(Customer’s Requestの運用)について紹介します。

 RevCommが開発・提供するMiiTelは、顧客の声に基づいた機能アップデートを頻繁に実施しています。直近半年間では約80件の機能リリースやアップデートを行いました。

 プロダクトチームでは、開発したプロダクトの振り返りを次につなげ、ビジネス部門の各チームがMiiTelの価値を届けやすい体制を構築するために、顧客の声を重視しています。また、社員も自社プロダクトであるMiiTelを活用して顧客対応や社内会議を行っている点も特徴で、所属部門に関係なくプロダクトに対する意見や要望を伝えるフィードバック文化があります。RevCommでは、プロダクトローンチ当初から「Customer’s Request」というプロダクトフィードバックを投稿する取り組みを実施しています。フィードバック投稿を活性化させるための取り組みや、投稿された要望の管理方法について具体的にご紹介します。

次のページ
プロダクトフィードバックを促進するための取り組み「Customer’s Request」

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この記事の著者

吉井 平八郎(RevComm)(ヨシイ ヘイハチロウ)

 株式会社セールスフォース・ジャパンでプリセールスエンジニアとして大手製造業顧客を担当。2022年株式会社RevComm入社。入社後はセールスエンジニア・プロダクトマネージャーを兼務。2023年7月からプロダクトマネージャー専任となり、プロダクトの外部連携機能を担当。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://productzine.jp/article/detail/2477 2024/04/01 11:00

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