ボーンレックスは、同社が東京都から受託して運営している「新事業発掘プロジェクト事業(GEMStartup TOKYO)」における、2024年度の参加者募集を4月25日〜8月1日の期間に受け付ける。
GEMStartup TOKYOは、民間企業に潜在する優れたアイデア・シーズを活かすことによって、イノベーションを巻き起こすスタートアップの輩出を目指す事業で、一般的なアクセラレーションプログラムとは異なり、事業アイデアを持つ挑戦者に対する支援だけでなく、挑戦者を支える事務局の支援も行う。
同事業では、挑戦者が新事業で成果創出をしやすい環境をつくるべく、役員への働きかけや社内制度の見直し、知財関連の問題解決のサポートなどを担う人々を事務局と呼んでいる。ボーンレックスは、新事業を推進していく挑戦者に対する支援とともに、社内環境を整備して挑戦者を支える事務局の盤石な体制を整えていくことも重要であるとの考えから、徹底した伴走支援を展開する。
なお、5年目となる2024年度は、挑戦者の進捗に応じて「社会変革コース」と「新事業創出コース」の2つのコースを新設している。
「社会変革コース」は、すでに事業を推進している人向けに、事業成長に向けたメンタリングを中心にビジネスモデルの深化や実証実験の伴走支援を行う。事業会社やVCなどとのマッチングの機会を設けて資金調達を成功へ導く支援など、事業成長の加速化を狙う。また、カーブアウトなどを見据えた出口戦略の策定と、出口戦略の実現に必要となる企業に対する支援にも注力する。
「新事業創出コース」では、これから事業アイデアを磨く人に向けて新事業創出のためのマインドセット、とりわけ事業のコアとなる「ミッション」策定から始める。あわせて、ビジネスモデルの策定や実証実験の支援といったメンタリングを中心に行いつつ、事業化の目途が立つ状態まで伴走支援を行う。
なお、「社会変革コース」と「新事業創出コース」では支援内容が異なるが、応募時点ではコースを選ぶ必要はない。
応募資格は以下の通り。
- 大企業など民間企業に所属している人
- 所属する企業のリソースを活用して、東京都内で起業や新事業創出を行おうとする意欲がある人
具体的なプログラム内容としては、5月〜8月頃に事前プログラムとして「新事業創出プラットフォーム」を実施する。同プラットフォームでは、「社会変革コース」「新事業創出コース」のコース別に推奨するプログラムを設けるとともに、起業や新事業創出のために必要なマインドや知識を得るための講演会やパネルディスカッション、ワークショップが行われる。
続いて8月頃〜2025年3月には、新事業創出プラットフォーム参加者の中から20者程度選抜して「事業化プログラム」を実施する。同プログラムでは、メンタリング、ピッチ、VCなどとのマッチング支援などを全15回程度実施し、起業や新事業創出の実現、事業の加速度的成長に向けた伴走支援を行う。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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