プロダクトフォースとマーケティングアプリケーションズは、両社のサービスを利用しているユーザーを対象に共同で実施した、セルフリサーチサービスの利用実態に関する調査の結果を5月29日に発表した。同調査は、4月23日〜5月7日の期間に行われ、241名から回答を得ている。
調査対象者に、リサーチを実施する際の手段を尋ねたところ(複数回答)、「マーケティングリサーチ会社や広告代理店への依頼を挙げる回答は40%未満に留まった。
どのようなシーンにおいて、セルフ型リサーチツールを利用しているかを尋ねた質問(複数回答)では、「仮説検証を行うため」(51.5%)、「商品・サービスのコンセプト受容性を確認するため」(49.4%)、「新規事業開発を行うため」(46.1%)、「商品・サービスのターゲット顧客を選定するため」(40.2%)が上位を占めている。
定量調査型と定性調査型のサービスごとでみると、定量型は定性型と比較して、「営業提案に活用するため」(32.1%)、「PRリリースの時の補足情報のため」(18.3%)といった量的なデータで根拠を示したい場面での活用が多かった。一方、定性型を定量型と比較すると、「新規事業開発を行うため」(58.3%)、「商品・サービスのターゲット顧客を選定するため」(45.5%)といった、「N1分析」を通して初期仮説をより具体化させるための活用が目立つ。
セルフ型リサーチツールの利用にあたって感じているメリットとしては(複数回答)、「時間の短縮」と「コストの圧縮」が他を大きく引き離して上位を占めた。そのほか、「調査会社と比較してやり取りコストが発生しないこと」(33.6%)、「自身でスケジュール管理ができること」(33.6%)を挙げる回答も多い。
今後1年のリサーチへの取り組みとして、当てはまるものを選んでもらったところ、「リサーチの件数」については「増加する」が51.5%、「セルフ型リサーチの件数」については「増加する」が48.5%に達している。また、「定量調査」「定性調査」ともに増加傾向を示している。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
「プロダクト開発」にフォーカスしたオンラインメディアです。プロダクトマネージャーや、プロダクトマネージャーを目指す方をはじめ、チームメンバーや事業責任者、テックリードなど、プロダクト開発を「正しく」進めていきたいすべての人のために、プロダクトマネジメントに関するあらゆる知見をお届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア