米Amplitudeは、プラットフォームエクスペリエンスを大幅に簡素化してより簡単に分析を始められるようにするとともに、カスタマーインサイトを活用してより優れた製品の開発を可能にするデジタル分析エクスペリエンス「Amplitude Made Easy」を、9月12日に発表した。
Amplitude Made Easyを使用することによって、コード1行でAmplitudeプラットフォームを設定して、自社のアプリやWebサイト内のユーザーによるアクションを、迅速に把握できる。
これまで、Amplitudeで分析を開始するには、数週間分のエンジニアリング作業が必要だったが、今後はコードを1行記述するだけでAnalytics(分析)、セッションリプレイ、CDP、Experiment(実験)が可能になる。
また、初期設定の必要がないインサイトと、AIベースのクエリエンジンを活用することで、構築や分析といった作業を行うことなく、最小限のエンジニアリング作業によって自社のWebサイトやアプリケーション上でクリックやページビューといったユーザーインタラクションを取得できる「Autocapture」が追加され、必要な回答やベストプラクティス、テンプレート、情報を得られるようになった。
さらに、簡単な英語での質問を通じて、生成AIによるリアルタイムでの回答やデータの可視化などをAmplitudeから得られる、「Ask Amplitude」も追加されている。
テンプレートギャラリーでは、製品/グロース分野のリーダーが構築したテンプレートが提供されており、測定対象やチャートの構築方法をゼロから考える必要がなくなった。これらのテンプレートは、リテンション、プロダクトレッドグロース(PLG)、キャンペーンパフォーマンスといった、業界別・役職別のもっとも一般的なユースケースに対応している。
なお、これらの機能はAmplitudeのスタータープランにて、無償で提供される。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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