LINEヤフーは、同社の提供する多様なサービスから得られる行動ビッグデータを分析できる事業者向けサービス「ヤフー・データソリューション」の、デスクリサーチツール「DS.INSIGHT」の利用プランにおいて、検索ビッグデータを月額2万円でインサイト分析などに活用できる「エントリープラン」の提供を、11月1日に開始する。なお、同プランの申し込みは10月8日から受け付けている。

DS.INSIGHTは、2019年10月に提供を開始したデスクリサーチツールで、通常のプランに加えて官公庁・自治体向けプラン「DS.INSIGHT for Gov」や、教育・研究機関向けプラン「DS.INSIGHT for Academy」の拡充や、1契約において利用可能なライセンス数の100ライセンスへの拡大といった、ビッグデータ活用の裾野を広げる開発や機能追加を行ってきた。
今回発表されたエントリープランは、「データ活用を始めたいが人材が足りない」「予算が確保できない」といった中小企業の課題を解決すべく、誰でも簡単かつ安価に検索ビッグデータを活用・分析できるプランとして提供される。
エントリープランの提供開始にあわせて、検索ビッグデータを活用する従来の「People」は検索キーワードから人々の興味関心を分析可能な「Basic」と、検索行動を時系列で分析できる「Journey」に生まれ変わった。エントリープランではBasicのみ利用可能で、試験導入している生成AIによるデータの読み解きサポート機能のうち、「検索意図を調べる」「隠れたニーズを調べる」はエントリープランでも利用できる。
Journeyと、位置情報ビッグデータを分析に使える「Place」、検索数がこれから上昇しそうなキーワードなどを可視化する「Trend」は、月額10万円の「スタータープラン」で利用が可能で、ビッグデータからターゲットの詳細な人物像を可視化する「Persona」は原則オプションサービスとなっている。

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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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