えそら、競合リサーチを可能にする2つの生成AIツールをGPT Storeにて提供開始

　えそらは、新規事業のアイデア創出を支援するツール群の第5弾として、競合リサーチを自動化してくれるGPTs「【競合サービスのコンセプト】をURLひとつで抽出」と「【競合サービスが選ばれる理由】をURLひとつで抽出」の提供を、米OpenAIが提供する「GPT Store」において10月8日に開始した。どちらも利用料金は無料。

　「【競合サービスのコンセプト】をURLひとつで抽出」「【競合サービスが選ばれる理由】をURLひとつで抽出」ともに、競合サービスのコンセプトや顧客心理、競合他社の強みを迅速かつ的確に把握することを可能にすることで、優れた顧客体験を生み出すための戦略策定を効率的に進められるようにすべく開発されており、分析の目的や求めるアウトプットの形式に応じて使い分けられる。

　「【競合サービスのコンセプト】をURLひとつで抽出」は、サービスや製品のコンセプトを文章形式で簡潔に抽出することによって、そのサービスが「誰に（課題）、どんな喜びを（価値）、どう提供しているのか（解決策）」を明確にして、サービスの本質的な価値や強み、ターゲットユーザーを深く理解できるようにする。とりわけ、それぞれのサービスの概要を迅速に把握するため、戦略の初期段階でのアイデア創出に役立つ。

　おもなユースケースは以下の通り。

• 各サービスの本質的なコンセプトの深掘り
• 個々のサービスを詳細に理解するプロセスでの活用
• 戦略立案の初期段階での概要把握やアイデア出し

　「【競合サービスが選ばれる理由】をURLひとつで抽出」は、複数のサービスを横断的に比較・分析して、表形式で情報を整理することに特化している。料金体系や提供価値、ターゲット層などをひと目でわかるようにして、競合間の違いや共通点を明確にすることで、差別化ポイントを可視化するため、各サービスの特徴を直感的に把握することが可能になり、競合との差を踏まえた効果的な戦略立案を実現する。

　おもなユースケースは以下の通り。

• 競合分析による市場調査の初期段階
• プロダクト／サービス開発における差別化要素の検討時
• 価格設定やビジネスモデルを最適化したい時

　これら2つのGPTsを活用することによって、競合リサーチを目的やニーズに応じて柔軟に進められるようになる。競合サービスの本質的なコンセプトや価値を深く理解したい場合は、「【競合サービスのコンセプト】をURLひとつで抽出」が適しており、複数の競合サービスを比較して顧客がそれを選ぶ理由やサービス間の違いを分析したい場合は、「【競合サービスが選ばれる理由】をURLひとつで抽出」が役立つ。