セガ エックスディーの取締役 執行役員 COOである伊藤真人氏による、「ゲーミフィケーション」に関する著書が発売

　セガ エックスディーは、同社の取締役 執行役員 COOである伊藤真人氏が執筆した、ゲーミフィケーション（ゲームの要素）を活用した「やりたくなる」を生み出すデザインの新たなアプローチをまとめた著書『ゲームフルデザイン 「やりたくなる」を生み出すゲーミフィケーションの進化』（翔泳社・刊）が、4月11日に発売されることを発表した。A5判で、税別価格は2000円。

　同書は、ゲームに使われてきた理論や技術をゲーム以外の分野に応用する、これまでの「ゲーミフィケーション」に留まらず、現代社会が直面する複雑な課題解決のために進化した「ゲームフルデザイン」を提唱する。ゲームフルデザインは、行動科学や欲求理論、CXデザイン、UXデザイン、ビヘイビアデザインといった学問的・実践的な手法を融合させ、「やりたくなる」を生み出すデザインの新たなアプローチを意味している。

　効率性や合理性だけでは解決が難しい課題が増加する現代において、同書が提唱するゲームフルデザインはユーザーとの深い接点を築いて、エンゲージメントを高めて持続可能な価値を生み出す強力なツールとなる。

　同書では、ゲームフルデザインの基本概念や設計・実装の具体的な方法をはじめ、実際の事例を詳しく解説することによって、読者が自身の分野で応用できる具体的なヒントとインスピレーションを提供する。

　同書は、以下のようなニーズに応える。

• 商品やサービスの顧客体験を向上させ、ブランドロイヤリティを高めたい（→プロジェクトマネージャー・マーケティング担当者）
• ユーザーエンゲージメントを高め、競争力のあるプロダクトを設計したい（→製品サービスの開発者）
• 生徒や学生の学習意欲を高め、効果的な教育体験を提供したい（→教育者）
• 防災、教育、健康促進などの分野で、行動変容を促進する仕組みを導入したい（→社会課題に取り組む人）
• 新しいデザインアプローチを学び、自身の作品やプロジェクトに応用したい（→デザイナー・クリエイター）