バルテス・ホールディングスのグループ会社で、ソフトウェアテストや品質向上支援を手掛けるバルテスは、ドキュメント品質解析AIツール「QuintSpect(クインスペクト)」の正式版を7月6日より提供開始した。要件定義書や設計書などのドキュメントを「正確性」「理解性」「視覚性」「深層性」「信頼性」の5つの観点から分析し、スコアリングと改善提案を行う。
バルテスはこれまで、仕様書や設計書のレビューを行う「仕様書インスペクションサービス」を展開し、システム開発の上流工程における欠陥発見と品質改善を支援してきた。要件定義書や設計書の記載ミスは誤ったプログラムの作り込みにつながり、修正には複数工程での手戻りが発生しかねない。QuintSpectは、これまで専門知見に頼ってきたレビュー業務にAI技術を組み合わせ、上流工程での品質確保を後押しするツールとして開発された。2025年10月のプロトタイプ版公開以降、14社が利用し、フィードバックを重ねながら機能改善を進めてきた。
正式版では、従来の即時実行方式から分析予約方式へ変更し、予約状況や完了見込み時刻、推定消費トークン数の確認、完了時のメール通知に対応した。分析中に画面上で待機する必要がなくなり、他業務と並行して利用できる。あわせて分析履歴の一覧管理や検索・絞り込み機能、ファイル管理機能を追加したほか、プラン変更申請やオプション購入、トークン使用量・ストレージ利用状況の画面確認にも対応。パスワード保護ファイルやウイルス混入ファイルの検知、分析中ファイルの上書き防止機能も加わり、矛盾検知処理とシステム基盤を刷新したことで、大容量ドキュメントへの対応と安定性の向上を実現した。
対応ファイル形式はExcelとPDFで、提供形態はWebアプリケーション。料金は無償お試しプランのほか、スタータープラン、スタンダードプラン、エンタープライズプランを用意する。複数ドキュメント間の記載内容の不整合を検出する「矛盾検知」や、品質サマリーを自動生成する「分析結果レポート」機能も備える。
今後は、基準となるドキュメントの内容が関連ドキュメントへ適切に反映されているかを確認する、要件トレーサビリティ支援機能の開発を予定している。詳細はサービスサイトで確認できる。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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