SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ProductZine Day&オンラインセミナーは、プロダクト開発にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「ProductZine(プロダクトジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々のプロダクト開発のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

デブサミ2026の初日をProductZineとコラボで開催。

Developers Summit 2026 「Dev x PM Day」

Developers Summit 2026 「Dev x PM Day」

ユーザーの行動データを分析しプロダクトの価値を高める「プロダクトアナリティクス」入門

プロダクトのフォーカス指標の組み立て方──「EC」「金融サービス」におけるKPIの設定例

ユーザーの行動データを分析しプロダクトの価値を高める「プロダクトアナリティクス」入門 第3回

 データの数字を追うだけでなく、実際にそのデータを使ってビジネスを成長させたいと皆考えています。そのためにはデータを報告して終わりではなく、KPIの担当者がデータを施策につなげていく必要があります。過去の2回の連載で、プロダクトアナリティクスというデータ分析手法と、ビジネス成長のためのKPIを導き出すプロダクト指標を解説してきました。端的に説明すると、まずはKPI全体の軸となるフォーカス指標を設定します。次に、その下に配置する5つのレベル1指標を定義します。「リーチ」「アクティベーション」「エンゲージメント」「リテンション」「ビジネス固有」の5つです。さらにその下には、より詳細なKPIを設定するためのレベル2指標を設定します(詳しい説明は前回記事を参照)。今回は、実践編として「EC」と「金融サービス」でどのようなKPIを測定し、ビジネスを成長させるかを詳しく解説します。

ECにおけるフォーカス指標の決定

 1つ目は、架空のサービスである「ECストアA」を軸に説明していきます。まずは図をご覧ください。フォーカス指標は、KPIの羅針盤のようなもので、チーム全体が目指しているゴールです。そのゴールはお客さまが満足し、ビジネスが成立している状況です。ある意味、当たり前のことかもしれませんが、この点を理解することから始めます。

ECにおけるフォーカス指標を決定する
ECにおけるフォーカス指標を決定する
  1. 顧客が満足する時(モーメント)は何なのか
  2. どの頻度で起きることが理想なのか
  3. ビジネス運営側も納得できる組み合わせであること

 フォーカス指標は、3つの要素で構成されています。どれくらいの頻度で販売することが理想でしょうか? ECサービスごとに頻度はさまざまだと思いますが、ここでは月に1回は購入することを選び進めていきます。「月の購入者数」をフォーカス指標に設定することにします。

次のページ
ECにおけるプロダクト指標のフレームワークの構築

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

ユーザーの行動データを分析しプロダクトの価値を高める「プロダクトアナリティクス」入門連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

谷田部 丈夫(NTTコム オンライン)(ヤタベ タケオ)

NTTコム オンライン Mixpanelデータコンサルタント。 これまで20年以上に渡り、データコンサルタント及びクリエイティブディレクターとして数々のクライエントのプロジェクトに携わる。デジタルステージの「LiFE* with PhotoCinema」の開発プロジェクトに携わり、ソフトウェアとし...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

高田 信雄(NTTコム オンライン)(タカダ ノブオ)

NTTコム オンライン、ソリューションエンジニアリング部長。 金融業、建設業、通信業、サービス業など様々な業種のシステム開発・サービス開発案件をPM・PdMとして経験。 近年はソリューションアーキテクトとして、デジタルマーケティング領域のプロダクト選定とソリューション開発業務に従事。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

ProductZine(プロダクトジン)
https://productzine.jp/article/detail/994 2022/04/26 14:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

  1. 1
    プロジェクト管理ツール「Backlog」が2027年1月にプラン改定、AI機能拡充とともに3プランへ統合
  2. 2
    海外テック界隈で熱を帯びる「プロダクトマネージャー=ミーム」説、その背景と議論の核心
  3. 3
    「機能を削ぎ落とし、世界観を磨け」──大規模SaaSのCxO4名が語る、AI時代に最強のモートを築くプロダクト戦略
  4. 4
    Notionのプロダクトマネージャーが語るプロダクト開発の裏側──「プロダクトのCEO」ではなく「創業者」としてPMFに向き合う
  5. 5
    プロダクト開発の「責任の空白」をなくす。新刊『勝てるプロダクト開発の教科書』著者の蜂須賀氏が読書会や登壇先を募集
  6. 6
    Figmaのユーザーコミュニティが体現するもの──「好き」から始まる「人のつながり」
  7. 7
    AIはコードを書くが「事業」は作れない。プロダクトマネージャーとエンジニアが職種を越境し、プロダクトを勝たせる条件
  8. 8
    「コーディングの価値は限りなくゼロになる」──LayerX松本氏・日本CPO協会ワカマツ氏が問う、AI時代のCTOとCPOの生存戦略
  9. 9
    シナジーマーケティングがSaaS利用の統計調査を発表、約4割が多機能すぎると実感し約6割が毎週操作ロスを経験
  10. 10
    AIはなぜうまくいかないのか、プロダクトマネージャーが直面するリアルな課題と試行錯誤を3社が明かす

イベント

ProductZine Day&オンラインセミナーは、プロダクト開発にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「ProductZine(プロダクトジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々のプロダクト開発のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング

  1. 1
    プロジェクト管理ツール「Backlog」が2027年1月にプラン改定、AI機能拡充とともに3プランへ統合
  2. 2
    海外テック界隈で熱を帯びる「プロダクトマネージャー=ミーム」説、その背景と議論の核心
  3. 3
    「機能を削ぎ落とし、世界観を磨け」──大規模SaaSのCxO4名が語る、AI時代に最強のモートを築くプロダクト戦略
  4. 4
    Notionのプロダクトマネージャーが語るプロダクト開発の裏側──「プロダクトのCEO」ではなく「創業者」としてPMFに向き合う
  5. 5
    プロダクト開発の「責任の空白」をなくす。新刊『勝てるプロダクト開発の教科書』著者の蜂須賀氏が読書会や登壇先を募集
  6. 6
    Figmaのユーザーコミュニティが体現するもの──「好き」から始まる「人のつながり」
  7. 7
    AIはコードを書くが「事業」は作れない。プロダクトマネージャーとエンジニアが職種を越境し、プロダクトを勝たせる条件
  8. 8
    「コーディングの価値は限りなくゼロになる」──LayerX松本氏・日本CPO協会ワカマツ氏が問う、AI時代のCTOとCPOの生存戦略
  9. 9
    シナジーマーケティングがSaaS利用の統計調査を発表、約4割が多機能すぎると実感し約6割が毎週操作ロスを経験
  10. 10
    AIはなぜうまくいかないのか、プロダクトマネージャーが直面するリアルな課題と試行錯誤を3社が明かす