アックスタイムズは、新規事業開発に取り組んだことのある会社の正社員と経営者・役員を対象に実施したアンケート調査の結果をもとに、新規事業開発の成功率向上に結びつきやすい進め方やプロセスの特徴を明らかにする調査レポート「新規事業開発の進め方ポイント・成功プロセスを評価するアンケート調査 2022」を、8月24日に発行した。
同レポートによれば、新規事業開発の取り組み体制別での成功率は、「新規事業専門部門設置」がもっとも高い。事例数は「既存事業部門所属横断的プロジェクト」が最多となり、「既存事業部門内メンバー選定」がそれに続くも、新規事業開発成功率は全体基準よりも低かった。

新規事業開発成功率を顧客タイプ別でみると、「既存の商品・サービスを新規顧客向けに展開」がもっとも高く、「新規の商品・サービスを新規顧客向けに展開」は成功率の基準を大きく下回っている。事例数は「新規の商品・サービスを既存顧客に展開」が最多となった。

実践施策の新規事業開発への貢献率としては、「事業計画書作成」がもっとも高く、「取引先相談」がそれに続いている。また、「市場調査」も貢献率が高かった。

新規事業開発の失敗要因は、「顧客ニーズが無かった」が最多となっている。なお、成功要因では「顧客ニーズが得られた」(68.3%)がもっとも多かった。

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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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