ヌーラボは、100万人以上が利用するプロジェクト管理ツール「Backlog」の機能アップデートを行い、約2カ月間でユーザーから要望の高かった機能のアップデートを合計25種類リリースしたことを、10月27日に発表した。
今回リリースされた機能のうち、一部を以下で紹介する。
- ウォッチの一覧で課題の担当者と期限日が確認できるように
ウォッチ機能とは、「担当ではないけれど、あの課題の進捗を知りたい」といった理由で、タスクをブックマークすることができる機能。従来のウォッチ機能では、参照できる情報はごくわずかだったが、今回のアップデートによりウォッチの一覧に表示される課題上に担当者と期限日を追加した。タスクの内容確認のために、逐一クリックし中身を確認する必要がなくなったことでスムーズな確認作業ができるようになった。
- ガントチャート上で状態の変更ができるように
ガントチャートとは、「Backlog」のスタンダード以上のプランで利用できる、作業の計画およびスケジュールを横型棒グラフで示した図のこと。従来のガントチャートを表示する画面では、「担当者」「開始日」「期限日」のみが変更できた。今回、ここに「状態」を追加したことでガントチャートの画面からタスクのステータスを「処理中」「処理済」「完了」などに変更することができるようになった。
- お知らせする相手の表示順を最近使用した順に
コメント欄で通知相手を選ぶ際、関わりがないユーザーが通知先の候補として上位表示される場合があり、選択に手間がかかっていた。今回のアップデートにより、「該当の課題内でやりとりしているユーザー」「最近使用したユーザー」の順に表示されるようになり、お知らせ先を探す手間が減った。
今回アップデートされた25機能の詳細は、Backlogのブログにて「かゆいところに手が届くアップデート月間」と題した4本の投稿で紹介されている。
「Backlog」は、タスク管理やWikiなど情報共有に関する豊富な機能や直感的に操作が可能なインターフェースなどを特長としたプロジェクト管理ツールで、現在ASP版/エンタープライズ版の2つの形態で提供している。これまで、ユーザーの声を活かしながら機能アップデートを実施してきた。なお、機能に関する要望は専用フォームより受け付けている。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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