PM Clubは、プロダクト開発オンラインスクール「PM School」β版の提供を1月24日から開始した。正式版のリリースは2023年3月末を予定している。
「PM School」は、プロダクト開発を体系的に学べる国内初のオンラインスクール。SaaSをはじめとしたソフトウェア・プロダクト開発に従事している人だけでなく、IT業界以外の国内の老舗企業が推進するDX人材の育成のためにも役立つプロフェッショナルの知見を動画形式で提供する。現在はβ版を一部の個人・法人に提供しており、正式版リリース時には問い合わせフォームから事前登録した人を優先に順次案内する。
経済産業省が公開したDXを推進する人材の役割や習得すべきスキルを定義した「DX推進スキル標準(DSS-P)」において「プロダクトマネジメント」の職能が明記され、今後ますます市場価値が高まることが予想される。
一方で、アメリカをはじめ諸外国と比較して国内ではプロダクト開発を学びたくても学ぶ機会はほとんどなく、一部のプロダクトマネージャーにのみ仕事が過集中している状態が続いている。そのため、一部の人はずっとスキルを磨き続けられるが、これからプロダクトマネージャーになりたい人にいつまでも機会が巡ってこないことが大きな問題になっていた。
同社はこの問題を解決するべく、IT業界の第一線で活躍している現役のCPOやCTO、事業開発者、デザイナーなどプロフェッショナル人材による講師の知見が集約されたオンラインスクールをリリースし、プロダクト開発経験のある人のほか、これからプロダクトマネージャーになりたい人でもスキルアップできるコンテンツを提供する。
経済産業省は「IT人材は2030年には最大で79万人不足する」と発表しており、多くの企業がリスキリング(学び直し)を推進し、DX推進ができる人材の確保に尽力している。
「PM School」は個人だけでなく企業向けの専用プランを提供し、企業内にいるドメインエキスパートやエンジニア・デザイナーだけでなくセールス・マーケティングなど他職種からのコンバート推進もサポートしていく。
「PM School」は3月下旬の正式版リリースに向けてコンテンツを拡充し、プロダクトマネージャーを目指す個人だけでなく社内のプロダクトマネージャーを育成したい法人向けにも支援を拡大していく。また、β版から提供するプロダクトマネジメントの基礎講座を始め、以下の専門領域のカリキュラムも拡充し、さまざまな強みを持ったプロダクトマネージャーの成長を支援する。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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