医療プラットフォーム「ファストドクター」を運営するファストドクターは、元スマートニュースのプロダクトマネジメント部門 シニアディレクター(US担当)の西岡悠平氏が執行役員/VP of Product(Vice President of Product)に就任したことを発表した。
西岡氏はスマートニュースの成長を黎明期からリードしてきたエンジニアで、開発チームの課題であった古いサーバーサイドのシステム設計を抜本的に作り直し、その後のスマートニュースの成長へつながるシステム基盤を作り上げた第一人者。さらに、プロダクトマネージャー業にフォーカスするようになってからは「SmartNews」のメイン機能として今も残っているトップのパーソナライズ機能を構築するプロジェクトをリードしてリリースさせた。
2018年からはスマートニュースの強化エリアであるUSへ渡り、データサイエンスとマシンラーニングを用いたユーザーフレンドリーかつ革新的なUXの構築を実現し、15年に渡りAI/ML分野の先駆者として企業成長を推し進めてきた実績が高く評価されている。
ファストドクターはこれまで医療体験のDXを実現してきた。今後は医療テクノロジーのさらなる深化とプラットフォーム化に取り組み、最新のテクノロジーを交えて本格的な医療支援AIの開発に取り組む。プラットフォーム化については、これまで取り組んできた急性期医療の領域に加えて5疾病6事業および在宅医療の幅広い領域で一貫したサービス体験を提供できるプラットフォームを目指し、デジタルならではの新しい医療UXを作り上げていく。
電子処方箋や電子カルテ記録の共有など、アナログ情報のデジタル化という一歩目を踏み出したばかりの日本の医療DXだが、今後もIoTやAIといった技術も医療現場に積極的に活用していく必要がある。先端技術を日々の医療現場に応用して国内の医療DX課題解決に取り組んでいるファストドクターに西岡氏が参画したことで、ファストドクターだけでなく国内の医療DXそのものを大きく前進させるものとして期待されている。
執行役員/VP of Productにあたって西岡氏は以下のコメントを寄せている。
「ファストドクターに入ってファストドクターの仲間と医療DXにチャレンジできることに非常に興奮しています。USでも仕事を探していましたが、日本に戻ってファストドクターに入りたいと思った理由は3つあります。1つ目が課題の大きさです。少子高齢化における日本の医療の問題は、世界的にも非常に大きなチャレンジだと理解しています。2つ目がファストドクターという素晴らしいチームです。数々の実績、Vision、水野さんや宮田さんをはじめとしてお会いした人達の情熱とスキルの高さ、等々、本当に凄いです。そして、最後に、ファストドクターによる技術への思いです。今までも素晴らしい実績を積み上げてきているが、さらに加速して推進するため、技術やプロダクトが重要と考えており、昨年末にFastDOCTOR Technolgoiesを立ち上げるなど、”技術”に投資しています。こういう背景のなかで、自分が今まで培ってきた技術やプロダクトのスキルなどを発揮しつつ、ファストドクターの素晴らしい仲間達と一緒に、5-10年後に世界に通用する医療DXプロダクトを作り上げている姿を想像し、膨らませてしまいました。それは、人生を掛けるに値するし、自分の子供たちに誇れるチャレンジだと思っています。頑張ります」
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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