「UX DAYS TOKYO」は、世界的に注目されているスピーカーを招聘し、真のUXが学べるカンファレンス&ワークショップを行う「UX DAYS TOKYO 2023」を、3月31日に開催する。
UXの知識は欧米から多くを学ぶ。しかしその学びやコンセプトは日本導入までにタイムラグが発生したり捉え方が本質と異なってしまったりする。その結果「言葉遊びに終始」したり「流行りだけと揶揄」とされたりすることがある。このような思考にならないために、本質を捉えられる情報を提供しているのが「UX DAYS TOKYO」。カンファレンスでは、デジタルデザイン、インタラクションデザイン、UI、VUIなど、UXに関わるデザインを学ぶことができる。
ソフトウェア開発にあたりアジャイル開発は当たり前になっているが、国内では馴染んでいない企業は少なくない。その原因は大抵組織が絡む。認知バイアスを知り組織構造を整えることで、自然とグロースできるチームが形成される。そのために従業員体験(Employee Experience)を設計することは、国内企業にとって必要な要素と言える。
今回のテーマは「思考」。UX設計において最も重要で、組織の心臓と言ってもよいほどの「思考」は行動や言動を司り、チームの士気にも影響する。同カンファレンスでは、Netflixをはじめとした企業の成功事例から、どのように「思考」をアップデートさせるべきかを考えられる。
当日行われるセッションは以下の通り。
- 10時40分~11時30分「成長の設計のためのビジネスとデザインの交わるところ」Netflix リードプロダクトデザイナー フォンツ・モリス氏
- 11時40分~12時30分「自分の組織へジャーニーマップを利用してサービスデザインを取り込もう」サービスデザインシンキングコンサルタント マーク・スティックドーン氏
- 13時30分~14時20分「リサーチを推し進める手法とファシリテーターになるために」英国デジタル庁(GDS) デザインヘッド ローラ・ヤロー氏
- 14時30分~15時20分「認知バイアスのためのデザイン:メンタルショートカットの勧善懲悪」David Dylan Thomas LLC CEO デビット・ディラン氏
- 15時40分~16時30分「UXデザインのライティング」リードコンテンツ・ストラテジスト スコット・キュビー氏
- 16時40分~17時30分「企業に根付かすユーザー中心の考え方」Google プロダクトディレクター&リードマネージャー ルーク・ウロブルスキー氏
なお各セッション終了後には、カンファレンス内容を含め、スピーカーへ直接質問できる。またカンファレンスの後にはアフターパーティも行われる。テーブルごとにグループに分かれて食事、簡単なワークショップ、パネルディスカッションを行い、カンファレンスで盛り上がった内容をより咀嚼して共有できるほか、スピーカーとの交流の場として利用できる(限定30人)。
カンファレンスの開催日時は3月31日の10時30分~18時(受付時間9時45分~10時30分)で、会場は東京商工会議所 渋沢ホール(東京都千代田区)。参加には事前の申し込みが必要。参加費は1人あたり5万4780円だが、2人以上の参加で「おまとめ申し込み割引」が適用される。またアフターパーティ(参加費5500円)への参加を希望する場合も、カンファレンスと同様のページからの申し込みとなる。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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