企業の広報・PR活動を支援するシプードは、同社が開発し提供する、PCやスマホで広報・PR活動ができるWebサービス「PRONE(プロネ)」において、新たに記者の連絡先や記者とのやりとりを一元管理できるクラウドメディアリスト機能や広報専門家への相談機能を実装し、月1万円でオンライン広報ができる「広報サブスクサービス」として提供を開始することを、3月14日に発表した。
これまでの広報活動は、記者クラブへ訪問して名刺交換をしたり編集部へ電話をして記者へコンタクトしたりといったほか、取材や記者向けイベントも対面が一般的であった。コロナ禍で状況は一変し、オンラインやSNS上で記者と広報がつながる時代となり、今後の企業広報には、記者とオンラインを通じて良好な関係を築くための仕組みや広報業務もリモートワーク前提で実行できる環境が求められている。
「PRONE」では、オンライン上でプレスリリースの雛形探しから原稿作成、全国の記者クラブ先やメディア送付先の選定と配信、記者リスト管理、専門家への相談まで、広報活動のすべてが1つで完結する。
従来、エクセルや名刺管理ソフトなどで管理する広報担当が多い「記者リスト」だが、リスト数が増えてくると管理しきれない、広報が複数いる企業では管理しにくいといった問題があった。プレミアムプランでは、記者の連絡先やコンタクト履歴など記者情報のすべてを一元管理できる新機能「クラウドメディアリスト」が利用でき、記者リスト管理の徹底が可能となる。
また毎週の募集ネタへ応募することで、広報のプロがPRを代行してくれたり、必要な時にはオプションメニューで1時間5万円で広報専門家からアドバイスを受けられたりなど、通常はPR代行や広報相談などで月額100万円以上かかるコスト負担を大幅に軽減できる。
「PRONE」の利用プランは、無料で一部機能が使えるフリープランと、月1万1000円でフル機能が使えるプレミアムプランがあり、広報・PRを強化したい月だけ有料プランを利用するなど臨機応変な使い方が可能。
「PRONE」のおもな機能は以下の通り。
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記事ネタを探している記者に情報提供ができる
- 約650メディアの中から、主要メディアだけでなく都道府県別・業種別に細かく送り先を選定し、一斉配信できるプレスリリース配信機能が使い放題。
- 無料プランの会員は、大手メディア所属のキーマンとなる記者100人に、プレスリリースをはじめとした自社のニュースを無料で何度でも情報提供することが可能。
- より多くのメディアへ配信したい場合は、1回10780円で約650メディアの中から300媒体ほどに一斉配信できる。
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全国の記者クラブ情報を簡単検索
- 官公庁などに設置された記者クラブにプレスリリースを投函することで記者に情報が届くが、「PRONE」は全国に約500カ所存在する記者クラブを「官公庁」「都道府県」「業界団体」の3つのカテゴリー別に一覧表示し、連絡先や投函方法など詳細が閲覧できる。
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他社の広報担当とつながり、横のネットワークを強化
- 「PRONE」でプレスリリースなどの情報を投稿する他社広報担当者とメッセージ機能を通じてつながることが可能。広報担当者同士のつながりを増やすことで、一緒に企画書を作成したり、記者を紹介しあったりなど広報活動の幅が広がる。
- 定期的に開催される「PRONE」会員限定イベントへの参加を通して、広報同士の横のつながり構築ができる。
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「PRONE」所属の広報プロ達があなたの代わりに記事化を提案
- 広報プロが毎週募集する「こんなネタありませんか?」にエントリーするだけで、企業の広報担当に代わって広報のプロがメディアへ提案してくれるため、記事掲載が狙える。
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クラウドメディアリストの利用が可能
- 一度つながった記者の連絡先や、やり取り・反響などをメディアリストで管理。記者の興味や関心、情報を求めるタイミングが見える化できるため、記者と良い関係を構築できる。
- 媒体研究の結果や、記事を読んで今後提案したいと思う記者情報もリストに追加することで一言管理が可能。
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プレスリリースの作り方を学べる
- 実際にメディア掲載につながった手本となるプレスリリース好例を「新サービス提供」「業務提携」「調査リリース」など15種に分けて紹介。プレスリリースを作成する際の参考情報として活用できる。
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ダッシュボードで効果測定
- 「PRONE」上に投稿した情報がどのくらい読まれたのかなど、投稿に対してのアクションを定量的に把握し、広報活動の改善に活かすことが可能。
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会員限定のイベントを定期的に開催
- シプードの広報・PR家庭教師によるノウハウ紹介をはじめ、ゲストに記者や活躍する企業の広報担当らを招待し、広報・PRへの学びの促進と広報どうしの横のつながりを強化。
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「広報の家庭教師」が1時間アドバイス(オプション)
- 「PRONE」内で広報相談チケットの購入が可能。
- これまで10年間で200社近くの企業広報を支援してきた「広報の家庭教師」が、PR戦略策定や新情報の打ち出し方、ネタづくりなどの企画立案、プレスリリース原稿の確認など1時間で広報に関するあらゆる相談に乗り、解決策を提示する
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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