米Cloudflareは1月14日(米国時間)、初版となる「アプリイノベーションレポート(2026年版)」を発表した。

同レポートによれば、アプリケーションを最新化(モダナイゼーション)している企業は、AI投資において明確なROI(費用対効果)を達成できる可能性が3倍高いことが明らかになった。実際、リーダー企業の93%が「ソフトウェアの更新こそがAI活用を強化するためのもっとも重要な要素である」と回答しており、インフラの刷新がAI活用の成否を分ける要因であることが裏付けられている。
企業のAI活用は、単にツールとして使用する段階から、既存システムに深く組み込む段階へと移行している。調査ではリーダー企業の91%がすでに既存のポートフォリオにAIを組み込んでおり、74%が今後1年間でその統合を倍増させる計画を持っているという。
また、セキュリティをモダナイゼーションの一環として取り組んでいる企業は、高度なAI成熟度に到達する可能性が4倍高いという結果も出ている。これは、セキュリティが単なる防御の盾に留まらず、ビジネス成長の推進力となり得ることを示唆している。
一方で、モダナイゼーションが遅れている企業は自社のインフラに対する信頼度が85%低下していることも判明した。こうした企業では、セキュリティ侵害が発生してから事後対応的に更新を行うケースが多く、更新の先延ばしが経営上の大きなリスクとなっている。
このほか、技術スタックの複雑さも課題として挙げられた。企業の96%が複雑化したシステムに悩まされているのに対し、リーダー企業の85%は重複するツールやシャドーITの削減を積極的に進めており、迅速な移行を実現している。なお、詳細なレポート(英語)はCloudflareのWebサイトから確認できる。
この記事は参考になりましたか?
- ProductZineニュース連載記事一覧
-
- AI成功企業の93%が「ソフトウェア更新」を最重要視。Cloudflare、アプリのモダナ...
- PMの孤独や葛藤を共有する場。Engineerforce、「プロダクト運営交流会 -202...
- プロジェクト失敗の原因「認識のズレ」をどう防ぐか。CULUMUがPM・事業責任者向けワーク...
- この記事の著者
-
ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
「プロダクト開発」にフォーカスしたオンラインメディアです。プロダクトマネージャーや、プロダクトマネージャーを目指す方をはじめ、チームメンバーや事業責任者、テックリードなど、プロダクト開発を「正しく」進めていきたいすべての人のために、プロダクトマネジメントに関するあらゆる知見をお届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア
