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ProductZine Dayの第3回。オフラインとしては初開催です。

ProductZine Day 2024 Summer

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Developers Summit 2023 レポート(AD)

SIerが挑む新規事業開発。失敗から得た学びと、エンジニアが本当に作るべきものとは

【10-D-3】SIerで「新規事業」を作るということ、SEが「価値」を作るということ

エンジニアがエンジニアリングすべきはシステムではなく「顧客への提供価値」

 このように失敗から多くを学んだTISが、これからどう新規事業開発に取り組んでいくのか。木利氏は「われわれエンジニアやデザイナーの中にある『「何を作るか」を人任せにする姿勢』こそが、新規事業開発を阻む一番の要因だと考えるに至った」と語り、その背景について、次のように述べた。

 「新規事業開発ではスクラムをよく利用する。われわれは、『プロダクトオーナーは事業責任者しか担えない』という先入観を持っていた。つまり、『事業価値を最大化する責務は、われわれにはない』という前提が無意識のうちにできあがっていたのだ。

 しかし、われわれの本来のミッションは、事業を成功に導くための戦略を描くことであるはず。エンジニアは要件をシステムに変換するコンバーターではない。エンジニアが作るべきものはシステムではなく『顧客への提供価値』であることを肝に銘じ、『「どう作るか」の前に「何を作るか」、「何を作るか」の前に「なぜ作るか」』を強く意識しながら、実現すべき要件を自ら定めていく姿勢を大切にしたい」。

エンジニアにはビジネスサイドへの「越境」が求められている
エンジニアにはビジネスサイドへの「越境」が求められている

 こうした考えのもと、TISでは複数の事業でエンジニアがプロダクトオーナーを務めるようになっており、「俺たちが価値を創り出して、ビジネスサイドに『これをガンガン売って来い』と言えるようにする」と豪語するエンジニアも生まれてきているという。そんな事業価値にまで踏み込むエンジニアの挑戦は、Fintanで継続的にチェックしていただきたい。

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この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

 フリーライター。IT系企業のマーケティング担当を経て2010年8月からMarkeZine(翔泳社)にてライター業を開始。2011年1月からWriting&Marketing Company 518Lab(コトバラボ)として独立。共著に『ひとつ上のFacebookマネジメント術~情報収集・人脈づくり...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:TIS株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://productzine.jp/article/detail/1731 2023/04/20 12:00

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