SmartHRは、2023年10月1日付、2024年1月1日付の役員人事を決定した。
今回の人事で、取締役CFOに森雄志氏が就任する。また玉木諒氏は森氏にCFOを引き継いだ後、これからの組織規模や事業成長により適した監査業務を行っていく。なお指名委員会委員は、これまでの経営陣の抜擢実績を持つ取締役ファウンダーの宮田昇始氏が後任を務める。
これらの体制変更にあわせ、プロダクトの強化を推進し事業成長を加速させるため新任CPOに安達隆氏が選任された。安達氏はこれまで多岐にわたるプロダクト開発において全体最適な開発計画とリソース配分を担い、労務領域にとどまらずタレントマネジメント領域にサービスの幅を広げてきた。
CPO新任にあたって安達氏は以下のコメントを寄せている。
「プロダクトマネージャーとして入社した当初は、良いプロダクトを作ることだけを考えていました。しかしSmartHRで働くなかで、良いプロダクトを作れる組織のほうに関心をいだくようになり、私の仕事はプロダクト作りから組織作りへと変わっていきました。今や私にとっては、組織がプロダクトです。SmartHRはこの数年で、単一プロダクトからマルチプロダクトの会社に進化を遂げました。今後も複数の領域で価値を生み出していくために、私たちはこれまで以上に自律的で、機敏で、より顧客志向な組織になっていく必要があります。SmartHRの皆さんと共に、新しい組織や文化、そして真に価値ある使いやすいプロダクトを作るために、力を尽くして参ります」
同社は2015年にクラウド人事労務ソフト「SmartHR」の提供を開始して以降、企業の人事・労務領域における業務効率化と組織改善を後押しし、事業拡大を続けている。2022年1月に行われた代表取締役CEOの交代は、後継へと経営のバトンを渡していくことで、成長をさらに飛躍させる契機となった。この度の経営体制変更は、企業成長の過渡期にある今、スピード感を持って組織をアップデートし、いち早く事業成長を加速させることを狙いとして決定された。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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