プレイドは、同社の提供するCXプラットフォーム「KARTE」シリーズの「KARTE for App」「KARTE Datahub」「KARTE Craft」が、TBSをキー局とするJNN28局を統合したニュースメディア「TBS NEWS DIG Powerd by JNN(以下TBS NEWS DIG)」のアプリに導入されたことを、2月5日に発表している。
TBS NEWS DIGは、TBSをキー局とするJNN28局を統合した新しいニュースメディアプラットフォームで、2022年4月にローンチされた。ブラウザ版とアプリ版を展開し、全国各地の放送局それぞれが独自に取材・編集した豊富なコンテンツを1つに集約して提供している。
今回の、KARTE for App、KARTE Datahub、KARTE Craftの導入は、TBS NEWS DIGのさらなる成長のため、防災・ニュース情報に加えてサービス自体のユーザビリティ向上およびユーザー1人ひとりの生活や嗜好に基づいた、パーソナライズの実現に向けた取り組みの一環として行われた。
ユーザーのリアルタイム解析をはじめ、それに基づく最適なコミュニケーションをワンストップで実施できること、解析したデータをプロダクト内外のさまざまな場面で活用可能な拡張性を備えていることが評価され、KARTEシリーズの導入に至っている。
アプリユーザーのリアルタイム解析や、パーソナイズされた接客などはKARTE for Appが、KARTEで解析したデータおよびその他のデータ統合とシームレスな活用はKARTE Datahubが担うほか、KARTEのリアルタイム解析データをトリガーに、KARTEにない機能やアプリケーションをサーバーレスで開発できるKARTE Craftも導入することによって、開発・運用コストを抑えつつTBS NEWS DIGをより顧客起点なアプリへと拡張する、プロダクト体制も整備していく。
ほかにもTBS NEWS DIGでは、ユーザーデータ基盤の構築とそれによるパーソナライズだけでなく、マスメディアのテレビとマイクロメディアのアプリを組み合わせた、新しいニュース体験づくりにも取り組んでおり、その一環として報道番組「news23」と連動したユーザー参加機能「みんなの声」を追加した。みんなの声はユーザー参加型の機能であり、news23と連動してその日のニュースについてアプリ上で自分の意見を選択式で回答すると、みんなの声の回答結果がリアルタイムで表示され、ニュースに対する自分の意見や感じたことの「立ち位置」がわかるので、番組を新たな方法で楽しめる。
みんなの声の機能は、KARTEのリアルタイムユーザー解析基盤とKARTE Craftによって実現されており、KARTE Craftで回答後にその集計結果がリアルタイム表示されるアンケート機能を開発し、そのアンケート接客をKARTE for Appでユーザーに向けて配信することで、アプリ内のニュース閲覧やアプリ内回遊を促し、ユーザーの体験向上に貢献しているという。
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