TISは、BtoBをビジネスモデルとした新規ビジネスのコンセプト検討から事業計画策定まで、希望するフェーズを支援するサービス「BtoB新規事業開発支援サービス」に、新メニューとして新規事業開発ワークショップを追加することを2月19日に発表した。なお、ファーストユーザーとしてすでに山梨中央銀行への導入が決定している。
今回、新たなメニューとして加わった新規事業開発ワークショップは、企業が新規事業を検討する際のアイディア創出からビジネスモデル検討までを支援し、生成AIやデザイン思考を活用したワークショップを通じて、事業企画がはじめての人でも効率的なアイディエーションを可能にし、スムーズに事業企画を実践できるようになる。
また、単純なアイディエーションだけのワークショップではなく、事業化においてもっとも重要な顧客を意識したカリキュラムを通じて、社内投資稟議用の事業企画書などをアウトプット可能となっている。
同メニュー最初のユーザーとなった山梨中央銀行は、中期経営計画における「事業体積増加戦略」の1つとして、「新事業の探索」に積極的に取り組んでおり、地域課題などの解決に資する新事業を創出できる体制の確立に向けて、事業企画〜社内の制度設計まで支援可能な同メニューを活用した。営業部門や情報システム部門、総務部門といった事業企画の経験が少ない人々にも多く参加してもらい、計10名でのワークショップを開催している。
同メニューのおもな提供対象は、以下のような課題を抱える企業。
- 社員中心に新規事業を検討していきたいが、やり方がわからない
- ワークショップを開催したが、事業化につながるアイディアが出てこない
- ワークショップでよいアイディアは出てくるが、事業化に向けて何をしていけばよいのかわからない
提供にあたっては、全9回のワークショップを通じて社内投資稟議を見据えた事業企画書(ビジネス全体像・サービスコンセプト・ビジネスモデルなど)を作成する。インプット(講義)→アウトプット(ワーキング・フィードバック・ブラッシュアップ)のサイクルを回すことによって、提供対象となる企業の主導による実践形式で企画検討を推進することで、将来的な内製化に向けたケイパビリティを蓄積できる。
税別の提供料金は500万円からで、カリキュラム内容や個別メンタリング有無によって変動する。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
「プロダクト開発」にフォーカスしたオンラインメディアです。プロダクトマネージャーや、プロダクトマネージャーを目指す方をはじめ、チームメンバーや事業責任者、テックリードなど、プロダクト開発を「正しく」進めていきたいすべての人のために、プロダクトマネジメントに関するあらゆる知見をお届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア