Mavericksは、同社の提供する動画生成AI「NoLang(ノーラン)」において、IT・SaaS・Web業界向けの本格展開を開始したと12月24日に発表した。
NoLangは、テキストやPDF資料、WebサイトのURLなどを入力するだけで、最短数秒で解説動画を生成できるAIサービス。2024年7月のリリース以来、登録ユーザー数は15万人を突破している。
今回の本格展開は、機能が複雑になりがちなSaaS製品において、「テキスト情報だけではユーザーに伝わらない」「頻繁なアップデートでマニュアル更新が追いつかない」といった課題を解決するためのもの。具体的には以下の活用を想定している。
- リリースノート・仕様書の動画化:新機能を分かりやすく解説し、ユーザーの認知・定着(アダプション)を促進する。
- テックブログ・ホワイトペーパーの動画化:専門的な内容を噛み砕いて紹介し、リード獲得につなげる。
- 操作マニュアルの動画化:UIの操作手順を視覚的にガイドし、ユーザーの自己解決を促す。
視覚と聴覚で情報にアプローチすることで、ユーザーの認知コストを下げ、解約(Churn)の抑止やLTV向上に貢献する。
また、SaaS特有の頻繁なUI変更に対しても、テキストや画像を差し替えるだけで動画を更新できる編集機能を備えており、マニュアルの陳腐化を防げるのが特徴。さらに、担当者の姿や声を再現する「リアルアバター」や「クローンボイス」機能により、デジタル上でも温かみのあるサポート体験を提供するという。
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