AILLIOとSpreadyは、自社アセットを学習したAIが新規事業のアイデア発散を自動化する、新規事業思考拡張ツール「HASSAN β版」の提供を3月5日に開始した。
HASSAN β版は、米Microsoftの「Azure OpenAI Service」を採用し、独自のインターフェイスを通じて最先端の生成AI技術を、情報漏洩やセキュリティリスクを心配することなく容易に活用できるサービス。入力データや自社データをAIモデルの学習に使用しないと利用規約で定められているAzure OpenAI Serviceを使用するとともに、米Amazon Web ServicesのIaaS「Amazon Web Services(AWS)」を採用し、論理的に過分断された可能ネットワーク「Amazon Virtual Private Cloud(Amazon VPC)」を利用することで、安全なデータアクセスを実現している。
企業情報には、「顧客基盤」「自社の強み」「技術シーズ」を記入する欄を用意しており、それらをAIに学習させた上でアイデアを発散したい対象の業界やキーワードを入力すると、学習した自社アセットと掛け合わせたアイデアを最大100個まで発散させられる。また、発散したアイデアを選定して、企画書作成ボタンを押せばビジネスモデルキャンバスが自動生成される。
3年間で2000件の新規事業検証を伴走してきたSpreadyのカスタマーサクセスチームが、これまでの経験を活かして活用支援から自社アセットの記入サポート、仮説検証フェーズに進むためのアドバイスなどを行う。アイデア発散に留まらず、次のフェーズに進められるような支援が提供される。
あわせて、有償PoCに協力する企業を10社限定で募集しており、協力する企業には特典として初期費用を無料にするとともに、月額料金5万5000円から提供する。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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