はじめに
株式会社RevComm(レブコム)のプロダクトマネージャーの吉井です。RevCommは音声解析AI電話「MiiTel(ミーテル)」、AI搭載オンライン会議解析ツール「MiiTel Meetings」、オフライン(対面)の商談を可視化する「MiiTel RecPod」を開発・提供しています。
RevCommでは、2023年5月からドキュメント管理ツールとして「Notion」を全社に導入し、プロダクトマネジメントにも活用しています。今回は、ロードマップ(※1)と開発タスクをどのようにNotionで管理・運用しているかご紹介します。
(※1) RevComm社内ではロードマップを「開発ロングリスト」と呼称している。以降、解説文中の図なども同様。
Notion活用前のロードマップの課題
RevCommでは、半年ごとに翌半期の開発予定を「ロードマップ(開発ロングリスト)」として作成しています。Notion導入以前は半期ごとにGoogle スプレッドシートで作成していました。
Googleスプレッドシートで運用していた際の課題は、下記3点です。
- 期初に一から作り直す必要があるため作成に負荷がかかる
- 期初に作成し、方針をチームで確認後、ロードマップを更新する習慣がなかった
- すべてのプロダクト・機能が一覧化されているため、自分に必要な情報をフィルターをかけて見る必要があるが、他のメンバーのために確認後は元の状態に戻す必要がある
上記のような管理の煩雑さから、当時のロードマップは期初にチーム内の認識を合わせるために確認する資料として活用され、期中の進捗管理には運用されていませんでした。また、エンジニアからも「ロードマップを確認したいけど、参照先が半年ごとに変わるため、どれが最新のものか分からない」といった声が上がっていました。