エクストーンは、同社代表取締役の桂信氏が執筆した、UI/UXデザインの理論とノウハウを実践形式で学べる書籍『プロセス・オブ・UI/UX』を、「UXデザイン編」(240ページ/税込価格2420円)と「UIデザイン編」(272ページ/税込価格2750円)の全2巻に分けて5月22日に翔泳社から発売する。
現代においてUI/UXデザインは、製品やサービスの成功に必要不可欠な要素となっている。学ぶ方法は書籍やインターネットなど多くの選択肢があるが、得られた知識をプロジェクトで実践する際、多くの人が知識の活用に苦労している。
同書では、より実践に即した形で学べるよう架空のプロジェクトを例に取り上げ、実際の現場に近い形で進める。プロジェクトの進め方、必要な知識とその活用方法、判断の仕方、役立つノウハウやTipsを詳しく解説している。
エクストーンがこれまで扱ってきたニュース、ポイントサービス、マンガ、ラジオ、MaaS、IoT、ヘルスケア、CtoC、出産、育児などさまざまなサービスの経験を生かし、現場で直接活用できるUI/UXデザインの教科書として完成した。
UI/UXデザインでは、実際のプロジェクトの現場での経験が何よりも重要な学びの場と言える。同書を通じてUI/UXプロジェクトを擬似体験することで、実際のプロジェクトに応用しやすくなる。
同書では現場で役立つ以下のようなTipsを紹介している。
- UX設計を始める前の必要な準備
- 定性調査から仮説を組み立てる方法
- アイデアを出すテクニック
- 素早い要件定義の進め方
- UI設計の基本原則とその構築方法
- UI設計に活かす心理学の原理
- コンバージョンボタンの最適な配置
- カルーセルのフリック率を高める方法
- ストア評価を向上させる戦略
- アプリ内の回遊率を向上させる方法
- デザインの方向性を決定するアプローチ
『プロセス・オブ・UI/UX[UXデザイン編]実践形式で学ぶリサーチからユーザー調査・企画・要件定義・改善まで』
「UXデザイン編」では、「新しいニュースアプリをつくる」という架空のプロジェクトに対するリサーチやユーザー調査などを行う。その結果から得られた課題や洞察をもとに、企画やコンセプトの検討を進める。そして、それらを実現するために必要な機能の要件定義を行うことを目指していく。
『プロセス・オブ・UI/UX[UIデザイン編]実践形式で学ぶワイヤーフレームからビジュアルデザイン・開発連携まで』
「UIデザイン編」では、「UXデザイン編」で定義したコンセプトや要件定義の内容をもとに、アプリのUIに具体化する作業を進める。はじめに、UIを設計する前に必要な基礎知識と基本設計の方法を解説する。次に、各画面を設計しながらUI設計に役に立つTipsを紹介し、デザインの現場では何を考えながら設計しているのかを解説していく。さらに、デザインするときの検討方法や意識すべきポイントを、実際に画面をデザインしながら詳しく解説する。
制作会社の若手のディレクター・デザイナーや、事業会社のWeb担当者、マーケティング・PR担当者、UI/UXデザイナーを目指す学生などに役立つ一冊となっている。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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