プライシングスタジオは、体系的にプライシングを学ぶ個人向けプライシング研修の提供を、5月29日に開始した。税込の受講料は1名あたり5万5000円。
同研修は、ミドル層や現場の担当者が価格設計の基本と構造を理解して、武器として使える知識を習得することを目的として作成されており、以下の効果が見込まれる。
- 価格の本質を理解し、なんとなくの値付けから卒業
- プライシング戦略・設定・調整の違いを学び、適切なプライシングのプロセスを習得
- 価値ベースのプライシングを習得し、単価への自信と提案力を高める
座学と個人ワークのハイブリッド構成で、計3時間程度の動画を視聴しつつ「講義形式」で行われる(個人ワークの時間を除く)。動画はいつでも視聴可能なので、通勤時間などのすき間時間に受講できる。
具体的な内容は以下の通り。
プライシングの重要性
- アイスブレイク:プライシングってどんなもの?
- プライシングの効果(個人ワーク、解説)
- 価格変更による影響範囲(個人ワーク、解説)
プライシングの全体像
- プライシングの3つのレイヤー(戦略、設定、調整)
- プライシングの全体像と進め方
- 7つのプライシング戦略と戦略選定の観点
- 価格設定における根拠(コスト・競合・バリューの3観点)
- 価格設定の方法(概要)
- 価格調整の観点:キャプティブ価格、ロスリーダー、地域別価格など
- プライシングの心理学
- 番外編:売りたい価格での販売ができないときの解決策
価格設定の方法(詳細)
- 経済的な価値を根拠としたバリューベースでの価格設定の実践方法:EVC分析
- 情緒的な価値を根拠としたバリューベースでの価格設定の実践方法:PSM分析
- その他の価格設定の実践方法:コンジョイント分析、Gabor Grangerなど
- 複数商材を扱うビジネスにおける上記の応用方法(飲食や小売など向け)
ケーススタディ、まとめ
- ケーススタディ(1):ToC向けのビジネスモデルにおけるケーススタディ
- ケーススタディ(2):ToB向けのビジネスモデルにおけるケーススタディ
- 番外編:価格交渉の成功事例(主にB2B製造業向け)
- まとめ:プライシングをより高度にしていくために
講師は、プライシングスタジオの代表取締役CEOである高橋嘉尋氏が務める。
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ProductZine編集部(プロダクトジンヘンシュウブ)
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