背景
同社は、「2027年までに、20プロダクト展開」というプロダクト戦略を掲げており、これまで提供してきたプロダクト「Loglass 経営管理」を軸に、周辺の計画領域へのマルチプロダクト化を進めることで、真の「経営プラットフォーム」として日本経済の新たな基盤を創出すべく挑戦を続けている。
これらの実現に向けて、プロダクト開発の核となるプロダクトマネージャーの採用を重要なテーマと位置付けており、
- マルチプロダクト、生成AIを活用した新サービスなど、新規事業開発を加速
- プロダクト組織支援体制の強化
- 経験豊富なプロダクトマネージャーの採用と抜擢
の3点に注力してきた。
具体的な取り組み
マルチプロダクト、生成AIを活用した新サービスなど、新規事業開発を加速するための取り組みは以下の通り。
- 過去にEdTechスタートアップの共同創業、HRスタートアップの代表を務めた斉藤知明氏のCBDO(最高事業開発責任者:Chief Business Development Officer)就任後、新規事業を連続的に立ち上げ
- プロダクトへのAI実装に向けた、研究開発への大規模投資を実行
プロダクト組織支援体制の強化としての取り組みは以下の通り。
- アドバイザーとして、元LINEのプロダクト組織戦略担当フェローで、国内最大のプロダクトマネージャー向けカンファレンス「プロダクトマネージャーカンファレンス(通称pmconf)」の立ち上げの一員でもあるProduct Peopleの代表取締役である横道稔氏を迎え、戦略・組織両面でサポート
- マネーフォワードにてビジネスカンパニーCPO室 室長を務めた広瀬丈氏が2025年4月より入社。プロダクト組織全体の組織戦略設計・実行をけん引
経験豊富なプロダクトマネージャーの採用と抜擢に関する取り組みは以下の通り。
- 新卒でリクルートに入社後、negociaのCOO・取締役副社長や博報堂テクノロジーズの部長を歴任した須加拓氏が2024年1月に入社。その後、2024年6月にVPoP(VP of Product)に就任
- ワンキャリアのシニアプロダクトマネージャーとして新卒関連プロダクトの責任者を務めた二宮智氏が2025年4月に入社。新規事業開発チームへ抜擢
多数の新規プロダクト立ち上げ、広範なユーザー課題への対応、そして迅速な意思決定が求められる現況において、ログラスは変革期を迎えており、プロダクトマネージャーが本質的な価値創造に専念できる環境を構築することが重要となっている。
その上で同社は、戦略と設計に精通したメンター陣による「プロダクトの成功への道筋」の策定、再現性のあるプロセスと部門横断的な支援体制の確立を通じて、属人的な努力に依存しない組織的基盤の構築を目指す。
さらに、組織運営に強みを持つメンバーの参画を得て、プロダクトマネージャーが顧客課題の解決と価値提供に注力可能な体制の強化によって、「日本一のプロダクトマネジメントチーム」を目指し、今後も採用・組織への投資を強化していく。